2011年4月6日水曜日

被災からほぼ一ヶ月

インドが日本食品の輸入を3ヶ月間禁止とのこと。(その後、制限に変更。4月7日)ブラジルは制限。香港、台湾、韓国、中国大陸などの日本食レストランなどは、現地人が激減。来客数が2割から3割減。

私の知る多くの台湾の人々。日本食が大好きな人々の嘆きと失望の声が聞こえてくるような気がします。今住んでいるカナダの東部でも日本食は結構人気で、寿司の販売店とか、トーフや納豆まで買える程、健康によい日本食がブームになっているのに、、、、。残念!!カナダの名物サーモンの刺身が食べられなくならない事を、心の中で祈るのみ。美味しいんですよね。脂ののったサーモンの刺身は、、、、。

しかし、外国の反応と決定は早いですね。「もっか様々な方々に様々な角度からご検討いただいておりますので、成る可く早くご報告させていただきたいと思います」と言葉は丁寧でも遅々として決断できぬどこかの国とは大違い。すっかり「様々の、、、うんぬん、、、」という言葉が頭にインプットされてしまいました。被災地の20キロから30キロの屋内待機をさせられている人々は毎日この悠長な言葉をどんな思いできいているのでしょう。胸が痛みます。

風向きによる放射性物質拡散に関するニュースも漸く、気象庁が公開。IAEAに送っている資料があるなら、早く公開すればいいでしょ?一番大切な国民に情報を公開しないなんて、、、、。あ〜〜あ!!

成る可くパニックにさせないための穏便な処置なのか、国民を信頼していないのか、、、。外国人にはこのような数カ所からバラバラな人々がバラバラに色々と情報を公開するやり方も、じっと我慢をしている日本国民もどちらも理解できずに又又、日本は神秘な国だなあ〜〜〜なんて思っているかも、、、、。

いつも政府の記者発表の時、「それは外務省に直接お尋ねください!!」とか「それは農林水産省のほうに直接お尋ねを、、、、」などという返答を聞いて、なんで情報を収集できないのか、なんでテレビ会談のように、少なくとも質問が出そうな重要な話題に関しては関係機関とか東電の担当者をスタンドバイさせて繋げないのか、、、、と不思議。

民間の会社じゃテレカン、テレカンとほぼ重要会議の要員は世界を繋いで同時に会議をしている時代なのに、、、、。朝20分、午後20分ぐらいは同時に関係者を待機させて、スクリーンで繋いで関係者の返答を同時に国民に公開しながら発表すればいいのに、、、、。

今の政府の質疑応答は非常時の記者会見とは思えぬ悠長な会見に見えているとおもいますけど、、、、。多くの外国の首脳には、、、、。とても非効率的な会見に見えるのは私だけなのでしょうか。でも外国からも声を大にして、「真のリーダー不在の日本!!」と言われているのも事実。

外国があからさまに日本のトップのリーダーシップに触れる機会が多いのもなんだか身の縮む思いがするのですが、、、、。外国で友人に聞かれても答えようがなくて、、、。

でもこの右往左往で一番被害を被っているのは被災者なのですから、ただただお気の毒で仕方がありません。集団避難をされている皆様には、一日もはやく、ゆっくりとお風呂に入り、キチンと一家団欒の食事ができる環境を、、、、、こんなささやかな願いを叶えて上げたくて仕方がありません。

今の日本で勇気、団結力、行動力は、政府の方々より一般市民の方がずっとありそうに見えるのはなぜでしょう。それらの現場の人々には切実で追い詰められ、底力が働いているからでしょうか。被災地の子供達まで一気に成長しているような気がします。本当に日本人の忍耐力も素晴らしいですね。でもそろそろ限界かな??

魚の汚染、野菜の汚染。水に続いて東京にも厳しい主婦の選択眼が必要な日々が忍び寄っています。勿論神経質になりすぎる必要はありません。しかし、この問題は「今」が問題ではないのです。忘れた頃に自分に、子孫に、やってくるのです。

「チェルノブイリの20年後の真実」というNHKスペシャルをご覧になった方なら、低汚染地域だといっても、無防備に過ごす事がどれほど危ないことか、理解されていることでしょう。

色々な公共機関の「安全だ」「安全だ」という数字ももう少し詳しく、冷静に自分で計算して見る必要がありますね。一時間単位の発表数字が実際に外に出かける人や遊んでいる子供にどの位の影響があるのか、考えなくては、、、、。自衛するのは私達自身の問題。あ〜〜あ!!大変な時代が長く続きそう。頑張れ日本!!と叫ぶ声も枯れてしまいそう、、、、。

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