2009年2月5日木曜日

ノースが消える???

ノースって、ノースウエスト航空のこと。実は私の就職の原点はこの航空会社。この会社は色々な意味で、私の人生に関わってきた。

在職中は、ともかく、実践主義で、恐ろしく忙しい日々を過ごした。でも、実に良い仲間とも出逢え、未だに付合っている。どうしてか???って考えてみたら、会社の名前を言えばすぐ、「もの凄いタフな会社だったね!!」と皆、同様の思い出を共有しているからだ。それに、この実践主義で実に鍛えられた思い出から、そのやり方を息子の教育に活かすこともできた。今じゃ、感謝、感謝の会社だ。

当時の仲間は戦友みたいな感があり、ともかく不思議な絆を感じる。だから、未だに、日本に来ると、サミットと称して、食事しながら当時のことを懐かしく語り合う。すぐにタイムスリップして、あっと言う間に昔に戻れる時間は、残り少ない人生で、貴重な貴重な時間だと思う。

その懐かしい会社が、どうやら間もなく、デルタ航空との合併で名前が変わるらしい。路線は残り、あくまでも、まだ合併事務手続き中で、名前も含め、未定とか言っているが、かなりな確率で新デルタ航空として生まれ変わるとか。

正直、「いやだ!!名前位は残してくれ!!」と言いたい。私が生まれて初めて乗った飛行機もノース。そして、アメリカへのドアを開けてくれたのも、ノース。今、ばあさんになっても大口をあけて、大笑いできる仲間を残してくれたのもノース。

それに、息子のカナダ留学中には、いったい何度、親子の絆を守るために私を乗せて、太平洋を飛んでくれたことだろう。

だから、今回、消える前に懐かしいnwaのマークをじっくり見ながら、思い出にふけりつつ、ノースに乗って日本に来た。そして、改めて「悪くないじゃない、このサーヴィス、、、」って心から思った。とくにカナダからのスケジュールの良さ。コネクションタイムがばっちり。

ともあれ、50年以上も日本の空を飛んでいる、ノース。「ありがとう!!その翼よ、永遠に、、、、」。