2009年4月18日土曜日

話題の映画

「スラムドッグ$ミリオネアー」がついに日本でも公開の日を迎えたそうだ。あの日本中を歓喜の渦に巻き込んだ「おくりびと」がアカデミー賞、最優秀外国語映画賞の栄誉に輝いた日、最優秀作品賞、監督賞など、8部門でアカデミー賞を受賞した話題作だ。

舞台は今、経済がもっとも沸騰しているといわれる注目の場所、インドのムンバイ。そこのスラム街で貧しい生活を送り、スリやたかりを繰り返し、どん底生活を送っていた一人の孤児が、その凄まじい貧困生活にもまけず、体で覚えた生活の知恵を駆使して、クイズ番組の「ミリオネアー」に挑戦。

医者や弁護士などの知識人でもなかなか到達できない最終問題にまで到達し、司会者から疑惑を持たれるという話。

最初はアメリカの10館の映画館でしか公開されなかったこの作品。イギリスの監督の作品だが、すべてロケはインドで行われ、制作費もあまりかけずに作られた作品。インドの活気溢れる生活の様子が活き活きと描かれているそうだ。

素晴らしい出来栄えに、鑑賞し終えた観客から、自然に口コミで宣伝され、ついに、映画人の最高の栄誉、アカデミー賞にノミネートされ、8部門で賞を獲得するほど、人気沸騰。

役者も無名。制作費もわずかでも、内容が素晴らしければ多くの人の心を打つ作品となり、後世に残る。「おくりびと」も長い間、映画会社からは製作のOKが出ず、世にでるのが遅くなったとか。出てみれば、地味な内容にも関わらず、アカデミー賞でもその出来栄えが認められ、多くの人々の心に残る作品となった。

実は私は、予告編だけは先回の訪日の時に偶然見たが、まだ、本物は観ていない。多くの講評を読んだだけだ。丁度、ゴールデンウイークで息子がカナダに戻るので、DVDでも探して貰おうと楽しみにしている。せっかく日本で上映されているのだから、皆さんはぜひご覧になったら?!と又、余計なお節介。

でも、インドの素晴らしい活気が伝わって来て、不景気な憂さを晴らしてくれるほど、パワー溢れる作品らしいから、、、、。この逞しい孤児に皆さんも活力を貰えるかもよ。あ~あ!!私も早く観たいものだ!!