2009年2月27日金曜日

やっぱり残念!!

先先回、ダイワスカーレットの引退を悲しんだブログの続き。フェブラリーステークスの勝ち馬、サクセスブロッケンについて、友人と河口湖の温泉宿で、楽しく話した。

この勝ち馬サクセスブロッケンには、芝の適性を試すため走った昨年のダービーから、注目していた。そのときはもう皆さんご存知の惨敗。でも、彼のお父さん、シンボリクリスエスを管理していた名調教師、藤沢和雄氏が、シンボリクリスエスの見事な有馬記念のラストラン引退後語った一言が、私は忘れられなかった。

彼は、「シンボリクリスエスは生涯芝に挑み、その実力を最高に発揮できるピークで、種牡馬になるため、引退したが、ぜひぜひ砂を走らせてみたかった。きっと、素晴らしい適性があったと思う!!爆走している彼の姿が眼に浮かぶ!!走らせてやれなかったのが唯一の心残りだ!!」と述べていた。

そのシンボリクリスエス産駒、サクセスブロッケンのデヴューからの砂での活躍を見れば、彼のプロとしての眼力の凄さが、間違いなかったことと、そして、自分の管理馬ではなかったとはいえ、その夢が、このサクセスブロッケンで果たされた喜びがきっとあるに違いないと私は勝手に想像している。

その証拠に、自分の現調教馬、超良血のカジノドライヴがドバイに向かう前に参戦した、フェブラリーステークスでサクセスブロッケンの首差2着に破れても、「シンボリクリスエスの息子に破れたんだから、許してやろうか!!」と苦笑いしていたそうだ。

サクセスブロッケンのレース写真でみる横顔、段々お父さんのシンボリクリスエスにそっくりになってきた。レースレコードで、7歳の強豪2頭を見事に下した彼。砂ではお父さんが霞むぐらい頑張っちゃうかもね、、、。

でも、負けたとはいえ、やはり足慣らし試合としてぎりぎりセーフで参戦し、馬なりで4コーナーまで流し、最後は首差の2着にまで持ちこんだカジノドライヴもお見事!!やっぱりもの凄い大器であることをその軽やかな走りで、観衆の眼に焼き付けた。アメリカのお兄ちゃん、お姉ちゃんの偉大なる記録に負けないよう、ドバイで頑張れ!!

でも、この2頭が素晴らしければ素晴らしいほど、改めてダイワスカーレットが参戦できていたら、、、、、、と、残念無念!!彼女不在でも最後のゴールの瞬間は鳥肌がたつほどの記録にも記憶にも残る大レースだった今年のフェブラリーステークス。次の夢は子供たちのレースに引き継がれるのかな???。又、数奇な遺伝子の勉強に励もう!!