2011年5月2日月曜日

旅の楽しみ

今年のゴールデンウイークもはや半ば、今、私は我が家恒例のゴールデンウイーク家族旅行の真っ最中。今年はやはり、サラブレッドの旅となりました。ニューヨークのベルモントパークで今年最初の週末レースを。そして、その後、あのゲーリークーパーとイングリッドバーグマンの名作、サラトガ本線で有名な、サラトガスプリングスへ。

まもなく、クラシック3冠目のベルモントステークスを迎えるベルモントパークですが、昨日は今年初の週末レース開始。重賞ではないので、ゆっくりと指定席に座って眩しい緑のターフを満喫しました。さすが、伝統のベルモントパーク、素晴らしいコースですね。

ここで、あのセクレタリアトもゼニヤッタも颯爽と走ったんだ、、、、と思いながら、感慨にふけっていました。ちなみに、レース紹介のブックレットの表紙もやはり、セクレタリアト。ベルモントステークスをぶっちぎりのレースレコードで走り抜け、見事に3冠馬に輝き、牧場の経営危機を救ったヒーローは、単なる牧場主のヒーローではなく、アメリカンドリームの象徴なんですね。

サラトガスプリングスのお土産ショップでも、セクレタリアトとゼニヤッタのグッズが圧倒的に多く、私も一枚シャツを買いました。夏にはとても観光客の人気が高く、すぐ売り切れになって、追加オーダーをするとか。ディズニー映画で最近放映されましたが、やはり、セクレタリアトはヒーロー中のヒーローなんですね。

アメリカのホースマン憧れの殿堂である「サラトガホースレースミュージアム」の中庭の銅像もセクレタリアト。見事な躍動感のある銅像です。

この殿堂で思いがけない写真と記事にぶつかりました。それは海外のビッグレース紹介のコーナー。2〜3カ国しか紹介されていない中になんと、日本のスペシャルウイークが武豊騎手を背にJCを制覇した時の大きなパネルが、、、、。1999年、JCを優勝した馬として武豊騎手の名前とともに紹介されていました。

いうまでもなく、最近は外国で騒がれているヴエナビスタの父。力がある馬であることが評価されていて、とても嬉しく感じました。勿論、サンデーサイレンスのブロンズ版の紹介もあり、いずれ、ディープインパクトの子孫も殿堂入りできたらいいのに、、、、とちょっぴり夢をみました。

脈々と流れるサラブレッドの血。サラトガの殿堂は日本の東京競馬場の殿堂の十倍ぐらいの広さ。世界のホースマンの憧れの地でしょう。ここで、3冠馬の歴史や色々なことを学び、楽しいひと時を過ごしました。

これまでに多くの名馬が殿堂入りしており、調教師、ジョッキーなど、ここに名を連ねる事ができれば最高の名誉とされている博物館だけに、武豊騎手も唯一の日本人騎手として名を列ねられて、光栄なことですね。

近所にある、サラトガ競馬場は、かつてアメリカ遠征中に武豊騎手も手綱をとったことがある、アメリカ最古の競馬場。ここでは、「真夏のダービー」と呼ばれるトラヴァーズステークスなどが開かれる頃は、観光客で満員で、レースに音楽に、ヴァカンスで訪れ、夏を過ごす人で大にぎわいだそうです。又、真夏に帰ってきたくなりました。


息子のアッシー君も恒例で、ニューヨークまで8時間以上のドライヴ。サラトガスプリングスはモントリオール郊外にむかって3時間半程のところで、丁度、我が家とニューヨークの中間地点ぐらいとなります。

昨日、今日と外で日差しを浴びながら、伝統のベルモントパークでレースを楽しみ、サラトガスプリングスでも馬車レースのような楽しいレースを屋外で楽しんだのはいいのですが、なんだか、ホテルにもどったら、顔がぴりぴりする程知らぬ間に、日焼けしてしまいました。

ここでは家族づれ、恋人連れ、本当にのどかで平和な世界が目の前にひろがり、別世界の様子。明日は3日目で飲める温泉(体に良いとか、、、)の名所を訪れ、帰途につきます。ホテルの温泉スパで暫し疲れを休め、なんだか元気一杯。久しぶりにブログを更新しました。

さて、来年はどんなテーマで出かけようか、、、、と今から楽しみが広がります。