2009年10月20日火曜日

国民としての責任は??

今年の国家予算の概算が95兆円を越え、問題視されている。とはいえ、本当にこの数字と税収の差を考え、国家が弱まり、破産や倒産の危機に直面していることにまで、心から心配している国民が一体どの位いるのだろうか。はなはだ疑問である。

勿論、今年に始まったわけではなく、戦前は軍備費の調達を理由に国家を守るという大義名分をかかげ、国債を発行してきた。戦後一時的には少し盛り返したとはいえ、借金国債を払う為の国債を発行し、ますます借金王国日本の傷は深くなりつつある。

自分の収入以上の生活をすれば個人ならすぐに高利のサラ金などに手をだし、永遠に返せない借金を背負い破産し、一家離散、ホームレス生活など悲惨きわまりない生活が待っていることが容易に想像できる。経済問題に直面し、家族を置いて自殺の道を選ぶ悲惨な末路も日常茶飯事のニュースだ。

これほどはっきりと、収支のバランスをとる生活が大切なことを身を持って体験している国民が、国家に対してはどうして、借金をふやしても自分の生活を守ってくれれば良いという身勝手な理屈になるのだろうか。

すでに国家予算の40%強しか税収がない国家。官僚も含め公務員の支出や国家予算を切り詰められるものはすべて切り詰めて生活せねばと何度も警鐘を鳴らしている政府。又もや今年も必要予算の60%もの国債を発行し、借金してまで、今の国家予算を国民に認めさせようという案は無謀としか思えない。

自分の生活なら、夫や家族の収入内で収めるために、欲しいものも諦めたり、切り詰めた生活を考え、身の丈にあった生活をしようと考える勤勉な日本人。

今、日本というあなた方の家は破産寸前、いやもう、手遅れに近いひどい状態であることをどれほどの国民が自分の問題として自覚しているのだろうか。

政府は誰が悪い彼が悪いなどと責任のなすり合いをして国民の機嫌とりをし、選挙に勝利することばかりを考えず、国家的なガンを取り除く根本的な治療をしてほしい。

ガンの上から薬を塗りたくるようなその場しのぎの対応をせず、国家的体力と健全な財政状態を取り戻すために、国民にも耐えるべきは耐えさせ、払うべきものは払わせ、次世代の人々に健康な日本を残せるよう、明るい国づくりに邁進してほしい。そして日本国民を独立性豊な逞しい民族に鍛え直してほしい。

飢餓状態の後進国が年々増え続けている現状。今の国民の要求は衣食住が足りた上での要求もかなり多く入っているんだから。最近の日本の現状にチョイト心配なテツママの又又独り言でした。