2010年2月17日水曜日

久しぶりの再会

今、日本に来ています。カナダの家を出発する前日、何気なくパソコンで、ある友人の名前を検索してみました。

私にとっては忘れる事のできない、青春そのものの懐かしい友人の名前。最後に彼女とあったのは、彼女がまだ初々しい新婚時代だった頃。

その後、お子さんが産まれ、その写真を送っていただいたのが記憶に残っている最後のコンタクト。

それから40年。彼女の名前を偶然パソコンで発見したときの信じられないような驚きと興奮。一番最初に出てきた情報は、ある本の著者としての彼女。

「同姓同名の作家でしょ?!」と半信半疑で作者の名前とプロフィールをまじまじと眺めてみて始めて、「彼女だ、、、彼女。間違いない!!」と確信した時の叫びたいような高揚。

この空白の40年間に、彼女は妻、母、学生、作家、、、、などなど、様々な顔を持つ素敵な女性に変貌していました。

そして、そのマルチな才能を大いに発揮し、文化活動や芸術活動に力を注ぎ、そのリーダーとしてボランティアー活動を続けていたのです。

私の海外移住後の不注意で音信不通になっていた懐かしい彼女との久しぶりの再会。私達は共に食事し、ワインをのみ、その後場所を変えてお茶をしました。

しかし、二人ともランチを楽しみ、お茶やワインを飲む間も惜しむように、ただただひたすら目を見つめ、弾丸のような早さで延々5時間、お喋りを続けました。話題がつきないのです。

内容はアカデミックなことから下らない馬鹿話まで。共に過ごした青春時代の思い出も一杯。けらけらけらけら大口をあけて大笑いをし、楽しそうにご家族の話をする彼女に、「ああ!!いい人生をエンジョイしてこられたんだなあ!!」と私もつい嬉しくなってしまいました。

一番心に残った一言は、彼女が十数年前、子育てを終えて学問の道に再挑戦。大学に見事合格されたときのエピソード。「はい!これ!!」と息子さんから渡されたコンビニ袋の中にお赤飯が、、、という心温まるお話。

ご家族に見守られ、励まされつつ新たな学問への挑戦を楽しんだ彼女の様子が目に浮かぶようでした。高校での思い出話も次から次に浮かんできて、私達の心はお下げ髪の時代に即タイムスリップ。

そして、今日、改めて発見しました。何て、私達は考え方の波長が合うんだろうと、、、。話題に共通項がもの凄く多く、研究テーマもユニークでオンリーワンの人生を創造しながら進む彼女に「本当に素敵だな!!」と心の底から拍手!!

子育ても「環境づくりが一番よねえ!!親がしなければならないのは、、、」と瞬くうちに意見が一致しました。ともかく、40年の月日を経ても、いつも私より、一歩先を歩んで行く行動派の彼女。高校時代に何故彼女にこんなに魅了されたのか、改めてよく分かりました。

また、こんな珠玉の時間を楽しみましょうね。ワインでものみつつ、、、、。

40年もの空白の時を経て蘇った貴重な縁は、これからの私に新たな珠玉の時を与えてくれることでしょう。お互いに健康に気をつけて、又ね。