2010年9月4日土曜日

うわあ〜〜〜凄い!!

又、馬の話題です。今年の凱旋門賞も近づいてきましたね。ヴィクトワールピサ、ナカヤマフェスタ、共に調子が良さそう。もうすぐ前哨戦、ニエル賞、フォア賞に参戦する両馬の姿が見られます。

でも、今年の凱旋門賞にはヴィクトワールピサもナカヤマフェスタもちょっと危ないのでは、、、と正直つい1ヶ月位前まで恐れていた馬が居ました。

その名は、そう!!あの英国のみならず世界超一流G1のひとつ「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」で愛ダービー馬、ケープブランコ等を最後の1ハロンであっという間に11馬身もぶっちぎり、ゴールを駆け抜けた「ハービンジャー」。

この2着との差11馬身はなんとキングジョージ有史以来の最大着差。彼はG1こそ、このキングジョージが初挑戦初勝利でしたが、すでにG2、G3は合計4勝の実績馬。特に4歳になってからの活躍がめざましく、今年の凱旋門賞最有力優勝馬候補として注目されていました。

しかし、、、、、。つい先日、8月7日、調教中に骨折。このニュースは瞬く間に世界中のホースマンにメガトン級の衝撃を与えました。いきなり凱旋門賞の最有力優勝候補が消えたのですから、、、。悲喜こもごも。

骨折は重症と発表され、ほどなく引退が表明されました。この馬を育てたあの日本でもおなじみの名調教師マイケルスタウト氏もオーナーもさぞ落胆されたことでしょう。

このニュースを聞いた時、私はすぐ『あ〜〜あ、可哀想に、、、、バーバロの二の舞にならなければ良いけど、、、」と2007年の春、アメリカのファンの願いも空しくこの世を去った悲劇のケンタッキーダービー馬バーバロを思い出し、心を痛めていました。

それがそれが、何と皆さん!!日本に輸入されて種牡馬になることが決定したというのです。凄いニュースですね。社台グループのお見事な早業に拍手喝采!!

何せ彼はIFHAのレーティングでもすでに昨年のシーザスターズの136ポイントにつぐ135ポイントを獲得し目下2位。もし凱旋門賞に出走していたら、多分、圧勝では、、、と評判の名馬。

今年のキングジョージでの歴代最大着差11馬身が彼の誇り高き勲章となり、わずかG1、1勝でもすでに「歴史的な名馬」の称号を貰っている彼が海を渡ってはるばるイギリスから日本に来るなんて、、。

ハービンジャーの血統には父系、母系ともに4代前にカナダの誇る大種牡馬「ノーザンダンサー」の血が入っている。目下カナダ在住の私には、心配が一転、超嬉しいニュースとなり、彼の来日が楽しみ〜〜!!

社台グループの皆さん!!ハービンジャーの骨折箇所にはまだボルトが埋め込まれているとのこと。どうか、大切に可愛がってあげて〜〜!!私がいうのもおかしいけど、、、。でもそうお願いしたい気分の嬉しいニュース。

どんな牝馬と交配させるのかな??仔馬を見るのが待ちどうしい!!