2013年4月21日日曜日

大混乱

4月18日、成田からシカゴ経由でブロモントの自宅に帰りました。この日は成田で思わぬアップグレード。Bクラスで優雅にお食事したり脚を伸ばしたりして、ラッキーでした。

しかし、しかし。シカゴに着いてからの混乱ぶりはこれまでに経験したことがない程、ひどいもの。イミグレを通過するために並んだ時間は3時間半。その間、物々しい警察官の往来。

この日シカゴ近辺は生憎の悪天候。加えてボストンマラソンの犯人像がすでに特定できていたFBIやSATは、国内の交通機関、学校、会社や幹線道路を封鎖したのみならず、ボストンの空も封鎖。

よって多くの便がキャンセルされ、空港内はどこもここも混乱で長蛇の列。トランジットの再手続きで又2時間。新たなフライトの為のセキュリティーチェックで又2時間。挙げ句の果てはゲートチェンジが2回。その度に荷物を持ってあちこちへ。

最終的に10時32分に乗れる筈の便がシカゴを出発したのは21時30分。つまり朝8時10分にシカゴに到着して約13時間もシカゴ空港で足止めされたことになります。この間、何度もう今日はカナダに帰らずにシカゴでホテルをとろうか、、、と考えたことか。其れ程疲れ果て、我が家にたどり着いた4月19日午前2時には合計無睡眠時間が30時間以上に及んでいました。

あとでニュースを読んでわかったことですが、この間、丁度ボストンではテロの犯人を追いつめて銃撃戦の真っ最中。世界的な名門校MITの校内でも警官が射殺されたり、犯人の一人も射殺されたり、大変なことになっていたのですね。

かねてよりボストンはテロの温床となりやすい一部のイスラム勢力がいるのでは、、、と懸念していた私には、「やっぱりボストンが狙われたのか、、」と改めてショック。ハーバードも至近距離だし、アメリカのというより世界のトップ頭脳が集まるこの平和な学術都市で起こったテロには言い知れぬ恐怖と怒りがこみあげて来ます。8歳の子供や無辜の観衆に何の罪があるというのでしょう。強い強いアメリカ。しかしその強さ故にかう反発と反感。どうかこれ以上世界が混乱しませんように、、、、、。