2010年7月11日日曜日

ブランド品とは?

皆さんにとって有名ブランド品と言えば何? 日本に最初に入った欧州のブランド品はグッチだそうだが、変遷はあれど、発祥の地別に言えば;

フランス:エルメス、カルティエ、ルイヴィトン、シャネル他多数
イタリア:グッチ、プラダ、ブルガリ、ロベルタ他多数
イギリス:ダンヒル、バーバリー、ハーディエーミス他多数
ドイツ :アイグナー、モンブラン他多数
スイス :バリー、他時計ブランド多数。

とまあ、古い所ではこんなもんかな、、、。お好きなブランドが出てこなかったらごめんなさい。比較的新しい、ディオール(仏)、サンローラン(仏)、ジバンシー(仏)ヴァレンチノ(伊)、アルマーニ(伊)、、、などなどと語り出せばきりがないから。

まあ、この中で比較的古い欧州のブランドメーカーが元は馬具商で代表的なところはエルメス、ダンヒル、アイグナーなどなど。自動車の発展とともに馬具の売れ行きが落ち込んで、洋服、ジュエリー、香水、時計、バッグ、靴などのファッションアイテム主体に変化したのはご存知でしょう。

でも今日はそんなファッションを語るのが目的ではない。とんでもない記事を目にしたからだ、、、、、。

皆さんは「プラダを着た悪魔」という映画、ご覧になりましたか?あの演技派女優、メリルストリープ主演の、、、、。

ともかく、映画のタイトルになるほどプラダは世界でも日本でも大流行のブランドですよね?、、。おっ高い、、、。

このプラダが危機??、、、かどうか分からないけどともかく、中国のアパレル企業に買収されるらしい、、、というニュースを読んで、ハタ!!と考えた。ブランドの意味は何だろうって、、、、。

まあ、プラダはかなり前から財政危機で、すでにこの中国のアパレル企業は13%の大株主だったそうだから、すでにかなりプラダ製品作成に影響力はあったろう。

でも本格的に買収される、、、というのはかなり購買意欲の点で、ブランド大好き日本人には影響するんじゃないのかな???

もともと、上記の古いメーカーは少数手作りの堅実な方法から段々離れ、アジア人のブランド好きが続く間に大金儲けを、、、、と大量生産を計り工賃の安い色々な国々に委託生産を始めたからさあ大変!!

モデルチェンジをしてもしてもすぐさま偽物がわんさか出て来て、ブランド品を本物か偽物か鑑定する専門家がプロの特殊鑑定士となり、成田空港にも堂々と偽物ご用心のショーウインドーが出てから久しい。

それでも訳の分からぬ若者の間には、売春やたかりをしてもブランド品がほしい、、、という信じられぬ現象が表れて、日本の価値観教育もここに至るとただ「あ〜あ」と天を仰ぐのみ。

欧州の皮職人が丈夫で長持ちする馬具を少数手創り、生まれた本物のブランド製品にはその職人技と誇りが輝いており、その技に王侯貴族が高いお金を払い、長く愛用するのはわかるとしても、今や本物と偽物が殆ど区別できぬ程、氾濫しているブランド品まがいの委託製品。

まあ、良いものは良いのは分かるけど、、、まだまだ経済力のなさそうな若い人々がおっ高そうなブランド品をもっていると、馬鹿親からの贈り物?、、、それとも何かおかしな事をして?、、、又は、ボーナス全部パー?、、、それともやっぱり偽物か?、、、と勘ぐりたくなる。

中国企業に買収され、オーナーが中国人で中国で生産される将来のプラダなるものの価値はどう算定するの? 皆さん!!値引きせずに高いまま買う??

今までは欧州の名ブランド品だったから欲しかったんでしょ??どうなるのかな、、、この先プラダは、、、、。

まあ、他のブランド品メーカーもこの不景気で高級品が伸び悩み、経営が青息吐息とか、、、。そのうちブランドメーカーがこぞってネットオークションで自社そのもののセールスにとりかかるかもね。すでにもう、そんなことをしている会社もあるとかないとか、、、。そうなったら本当にブランド品って何??誰か教えて!!

2010年7月4日日曜日

オグリキャップよ安らかに!!

素晴らしいアイドルホースが25年の生涯を終え昨日逝ってしまった。その名はオグリキャップ!!葦毛から年齢を経て真っ白に変わり、その綺麗で元気な姿を一昨年東京競馬場のパドックに見せてくれたばかりなのに、、、。

パドック周回中には立ち上がり、まだまだ元気一杯の壮年オグリを感じさせてくれた。だからまだまだお別れは先のことと思っていただけにそのショックは大きい。

彼の素晴らしい戦績と記録は多くのスポーツ紙が伝えているので繰り返さないが、最近私は改めて彼について本で読んだばかり。知れば知る程素晴らしい馬で本当にその死は信じたくない悲しい悲しいニュース。

笠松から中央に移籍してからの重賞6連勝。中央のエリート馬をアッと言わせたその姿がアンチエリートの庶民感覚にマッチして、たちまちの内にアイドルホースとなったオグリキャップ。そのフィバーぶりはディープインパクトと同じく社会現象を巻き起こし日本中にその名を知られた。

引退後種牡馬として大した成績を残していないのにすべてのホースマンに強烈な印象を残し、未だにその名をファンの胸に深く刻んでいる真のアイドルホースだ。

常に常に全力疾走。ゴールが近づくと自ら抜け出して一生懸命ゴール板を目指すその姿は健気で健気で見る人すべての胸を打ち、そのひたむきな姿に多くの人が勇気を貰った。

レース登録の無かった3冠レースに出られぬオグリにファンは益々同情し、熱狂のボルテージは更に熱く盛り上がり、出走したすべてのレースをファンの強烈な思い出の中に残した。

中山競馬場に一体これからどんな馬が17万7779人もの観客を集められるのだろうか。東京競馬場ならいざ知らず、あの中山競馬場の舞台なのだから、、、。

オグリキャップの引退レース有馬記念ラストランのこの観客動員数記録はあの偉大なディープインパクトですら破れなかったもの凄い記録だ。

引退後20年を過ぎた今でも中山競馬場での観客動員数最多記録は永久に不滅の金字塔として日本競馬史に燦然と輝いている。いかにオグリキャップが多くの人々に愛されていたかを物語るもの凄い数字だ。

バブルガムフェロー、タケミカヅチ、アントニオバローズとこのところ耳慣れた名馬が相次いで世を去り、残念で仕方が無かったが、今日のこのオグリキャップの死は更に信じたくない大きなショックで胸が痛く、涙が溢れて仕方がない。

手の施し様が無い程の右後ろ脚の骨折で安楽死とのことだが、この心の痛みは私のみならず多くのファンの共通した思いだろう。

オグリキャップ!!数々の激走お疲れさま。ファンに大きな夢と感動をありがとう!!1990年12月23日若き武豊騎手を背に颯爽と奇跡の優勝でゴールを駆け抜けたあの有馬記念ラストランの勇姿を偲びつつ、安らかに、、、、と心から冥福を祈る。

2010年7月3日土曜日

すみれの花チーム結成に拍手!!

ナカヤマフェスタの凱旋門賞挑戦が正式に発表された。二ノ宮調教師の発表によると惜しくも半馬身差で世界一を逃したチームエルコンドルパサーがリベンジの夢をのせ復活。勿論鞍上はその時の蛯名正義騎手とか。フランスの滞在厩舎もエルコンドルパサーの時と同じ。

宝塚記念を驚きの強さで制し、牡馬と関東馬の面子をしっかり守ったばかりでなく、ナカヤマフェスタはファンに素晴らしい未来の夢も運んできてくれた。

和泉オーナーは宝塚記念のレース終了後すぐ凱旋門賞挑戦を発表していたが、その陰には昨年亡くなったお嬢さんとともに描いた親子の夢があったそうですね。

お嬢さんの持ち馬だったナカヤマフェスタ。お嬢さんがご存命の内にはG1のプレゼントを見せて上げることは出来なかったけど、愛馬が堂々と宝塚記念G1に勝ち世界最高峰の凱旋門賞でフランスのロンシャンの舞台に立つことを知って、天国で大喜びしておられることでしょう。

お嬢さんが大好きだった宝塚の名前が付いたレースで、お祭りが大好きだったからフェスタという名前を冠名のナカヤマの下につけたというこの亡きお嬢さんの愛馬は正に上半期の競馬の祭典「宝塚記念グランプリ」を飾るに相応しい運命の馬。天国のお嬢さんが最後の直線で鞭を入れたのでしょう。

一番人気のヴェナビスタファンには残念だったけど、この逸話を聞いては胸が一杯。そして、更に夢の舞台、凱旋門賞に挑むとあってはこの喜びを是非ブログでお伝えしたい。

本当にお嬢さんの夢を叶える素晴らしい和泉オーナーとチームエルコンの「すみれの花チーム」結成に心から拍手!!

前のブログでも述べた通り、日本調教馬の世界挑戦への鞍上は日本人騎手で挑んでこそ日本サラブレッドの栄誉。武豊騎手の凱旋門賞参戦に続く蛯名正義騎手の参戦にも正にチームジャパンの代表として、夢が一杯。

お嬢さんの大好きな宝塚にちなんだのでしょう。このチームエルコンは「すみれの花チーム」と呼ばれるそうですね。応援歌は「すみれの花咲く頃」ですか?

今年の秋のロンシャンの舞台はヴィクトワールピサのチーム角居と武豊騎手。そしてナカヤマフェスタのチーム二ノ宮と蛯名正義騎手の豪華ダブルキャスト。日本からの応援団も益々増えることでしょう。

和泉オーナーの亡きお嬢さんとエルコンドルパサーの為にもロンシャンの芝で走れ!飛べ!そして頑張れ〜〜!!ナカヤマフェスタ、夢をありがとう!!

2010年7月1日木曜日

オシム氏の苦言

4年に一度のサッカーの祭典ワールドカップの決勝リーグがまさにたけなわ。侍ブルーの日本代表チームは大いに健闘し、決勝リーグに駒を進めたが、昨日、惜しくもパラグアイ戦でPK戦による敗戦となってしまった。

実は私はサッカーにはあまり詳しくないが、日本代表チームの頑張りが今回、日本国民を大いに勇気づけ、明るくし、4年後に向けて「やれるぞ日本!!」という大いなる可能性を残してくれたことは本当に嬉しく思う。岡田監督とすべての参加選手に拍手を送りたい。

この感想はすべての日本人の共通した思いらしく、ネットのオンラインニュースのスポーツ欄はほぼ同じ感動と希望に溢れた言葉ばかりだった。

しかしその中で日本選手を大いに讃えつつも、一言最後に苦言を呈したイヴィチャオシム氏のコメントがとても深く印象に残った。

そのコメントとはパラグアイ戦を闘い終えた日本選手団の健闘ぶりを大いに讃えた後の「日本選手は大いに健闘した。しかし、日本選手に少し足りなかったものは、武士の時代の侍や第二次世界大戦における神風特攻隊のように、真に勇敢に闘う心の強さだった」というコメント。

彼はかつて日本サッカー界を指導する優秀な監督としてJリーグにも在籍し、2006年のワールドカップ日本代表監督として指導中に脳梗塞で倒れ帰国。それからも常に日本サッカー界に温かい応援をしてくれている親日派だ。

だからこそ、本当に何度か得点チャンスがありながらPK戦までもつれ込み、最後は惜しくも破れた日本チームに心から残念でたまらず、本音が出たのであろう。

オシム氏は学生時代、東欧の名門サラエヴォ大学で数学、物理、哲学を学んだインテリ監督。在学中は数学が得意だったそうだが、サッカーでも早くから非凡な才能を発揮し、母国ユーゴスラビアの代表選手として東京オリンピックにも参加したそうだ。

その後世界各国でサッカー指導をしてきた多くの経験と哲学的思想、数学的分析力で独特の訓練指導法を発案し実行してきた人。日本在籍中の選手の観察力はベンチをあたためている出場できない選手の行動にも注がれ、異例の抜擢や選手交代はその鋭い選手の闘う心の洞察力が基礎となっていたと言われている。

自国も戦乱に巻き込まれた辛い体験を持つオシム監督の実体験や鋭い精神力の観察は正に現代日本が唯一過去から学び切れていない歴史の重さを鋭く突いているのだろう。

武士道を基盤とした侍教育、神風特攻隊の国や家族を命がけで守る勇敢な戦士の精神力を厳しく鍛えたのは父親のみでなく、母親たる日本女性の素晴らしい頑張りであった。

自分自身の精神をも厳しく鍛え、侍として立派な男児に育て上げるには、母たる女性の心の強さもあったればこそ。今の日本の苛めや精神的な混乱、闘う時の精神力の弱さをみるにつけ、忸怩たる思いがする。

日本の文部科学省始め政府関係者は単なるスポーツの問題と捉えず、オシム氏のこの素晴らしい苦言をぜひとも日本の現代教育の盲点として捉え、精神力の強い健全な心の子供を育てる教育プロジェクトを直ちに作成してほしい。

国技たる相撲の世界の混乱。陰湿な苛めや自殺など、どこか狂っているとしか思えない現代日本の抱える不健全な歪みはすべて男女ともにこの心の弱さを克服する精神鍛錬の激減に端を発しているとしか思えない。

心身共に自信が持てる強靭な精神力と肉体を持つ子供を育てることがまず、サッカー侍ブルーが一日も早く世界制覇を達成する早道。技術的にはもう、大いに世界レベルの日本であることを証明してくれた今年のサッカーワールドカップ日本代表の頑張り。

貴重な苦言で現代日本の若者に喝を入れてくれたオシム氏の苦言をすべての日本国民、特に文部科学省の皆さんには見過してほしくない。

苛めや不健全な環境で自己の進むべき道を見失い、日本の宝である子供が引きこもりになり、その才能を開花させ得ないまま自信を喪失して行くのを私はもう見ていられない。

何とかしてください、日本の教育界を牽引して行く文部科学省の皆さん!!そして日本国民の皆さんもこのオシム氏の苦言を真剣に考えなくちゃ。自分たちの未来の幸せの為に、、、、、。