2010年1月14日木曜日

日本の空も大揺れ

ついに日本航空の再生計画が発表され、株価が7円まで暴落した。100%減資による株上場廃止案まで飛び出しては、投げ売りも致し方のないことだろう。

昔、身近にJALの人々の素晴らしい優遇や待遇を見ていた私には、まさにまさに時代は変わったとしか表現できない。

OBや現役の年金政策や待遇も大幅に縮小、それどころか、現役の中からは1万7千人ぐらいのリストラが待ち構え、多くの子会社は統合又は清算と益々厳しい未来が待っている。

JALで働く多くの人々やすでに定年で退職した人々。関連会社の人々も含め一体何人の人々がこの日がくる事を予測していたであろうか。数年前までは、、、、。

それほど、自信に満ち、素晴らしいサーヴィスを誇っていた日本の翼への信頼が失墜し、夕陽の影しか射さないことを歯がゆく思う。

毎年この歳まで多くの旅行を続け、JALのお得意さんであり続けた私も、今は、こんな混乱に巻き込まれ、空の旅の安全は確保できるのだろうか???という素朴な不安がわいてくる。

ぜひぜひパイロットやメカニックの皆さん、以前にも増して、安全かつ快適な空の旅が続けられるよう、集中してプロ意識に徹してほしいと心から願っている。

この再生計画により、多くのJAL関連企業にもリストラの波は押し寄せ、2010年もまだまだ、不況のトンネルからは抜け出せそうもない。

経済の失速によるビジネス旅行の減少、インフルエンザによる観光旅行の減少に加え、テロの恐怖まで加わり、益々空の旅の人気が落ちている昨今。健康な空の旅の楽しみは何時戻ってくるのだろうか、、、。

アメリカでも大手航空会社の業績は軒並み苦戦。まだまだ、世界の航空業界の再編成は続いて行きそう。どうなる事やら、、、、世界の空は、、、、。