2009年10月7日水曜日

世界の航空会社大揺れ

日本航空の政府介入が必要な程、世界的に財政悪化の風評がたっている。すでにアメリカンやデルタの資金投入合戦も模索され、国土交通省と日航の意見調整が水面下で激化しているとの評。

ノースウエスト航空もすでに年末にはその見慣れた懐かしい赤いテールマークがなくなり、デルタ航空の傘下にはいり、装いを新たにする。

先日、「Time to say good-bye!!」の物悲しいメロディーをバックミュージックに半世紀余のながきにわたり日本の上空を飛び続けたノースウエストの色々な懐かしい機種の数々を紹介した動画を見た。

なんだか、自分の青春の一部がもぎ取られたような悲しい気持ちになり、思わず涙が滲んだ。普段はあまり意識していなかったが、最初に私に外国への誘いをしてくれたのも、このノースウエスト。そして、外資系の会社として、女性も男性もなく、本当に厳しく激しく忙しくパワフルな仕事を訓練されたのもこのノースウエスト。今の私はこの会社なくしては語れない。

大きな人生の転機を与えてくれたノースウエストという航空会社が消えてしまうのは、本当に残念で寂しい。当時の仲間で開いているサミットでも話題はこの一点。みんな同じ気持ちでいる。

そして今日は又、英国航空(BA)の大幅人員削減の発表。希望退職者1000名を募集。そして正社員3000名のパート社員化を断行。これで1700名分の正社員削減の効果が期待できるとか、、、。

揺れに揺れる航空業界の業績悪化、再編成の波が落ち着くには、約7年から9年の月日が必要とのこと。まあ、庶民には驚く程手軽になった海外旅行。時には国内旅行より格安となった外国への道は、反面、世界の航空会社に激しい価格競争と厳しい経営環境を与えてしまった。

サミットで昔の友人と会うたびに、「我々は本当に業界の黄金時代と呼ばれる時代に一緒に働けてよかったね!!」と昔を語る。あ〜〜あ!!そんな時代は多分もう永遠に業界には訪れないだろう。