2009年7月6日月曜日

夏のひととき

タイトル程、優雅なお話しではない。雑草との格闘のお話。このところ朝か、午後、必ず大雨がふり、その後、カーッと真夏の太陽が降り注ぐ。

従って、花々や芝生への水やりの手間が省けておおいに楽だが、この様なお天気は、雑草達にも最適なお天気。伸びる事伸びる事。ちょっと不注意をしていると、あっという間にそこら中雑草の天下。

放っておくと、多年草の花咲が悪く、養分を吸われてしまうので、夏は雑草との戦い。中には可憐な花をつけていて、抜くには忍びない草花もあるんだけど、一応、庭としての美観を損なうものは抜かなくちゃ。

毎年、この時期になると、雑草を抜きながら、物思いにふける。踏まれても抜かれても、大地にしっかりと根をはり、又翌年にはむくむくと顔を出す雑草。強いなあ!!

改良種になればなるほどバラなどは脆い。人間も大自然から学ばなくちゃならないことがあり過ぎの様な気がする。便利さの追求。快適な空間。素晴らしい美を追求するあまり、何か人間も動物であることを忘れ去っている様な気がする。

もう、クーラーや洗濯機のない家庭は少ないだろう。その結果、ビルの谷間はいつもエアコンから排出される温風で、夏はうだるような暑さ。

車の排気ガス。空気汚染。快適なオフィスへ行くまでの家畜電車。(まあラッシュの時だけだろうけど、、、、。)何かが何処かで狂い始めている感じ。

高い学歴を得るために、泥んこ遊びをあきらめさせ、勉強、勉強と口をつくのは勉強を強いる言葉が多くなる親。勿論勉強は大切だが、親までが先生と同じく子供を管理し、自由に発想させず、子供の自由を奪い、その個性を重視せず、尊敬する事を忘れたような世界。

全てお膳立てされた環境で、ただ勉強ばかりしていた子供に、もし、何か意外な問題が発生したら、恐らく柔軟な対応は難しいだろう。勉強に専念させるために、勉強以外のことは殆ど親が手を出し、他にも大切な冒険や失敗をさせて精神力を鍛えていないからだ。

今日本は、政治、経済、文化ともに混迷の中にある。すでに今年の秋の東京モーターショーには、ポルシェもフェラーリも不参加だそうだ。そこで、困り果てた主催者側は日程を短縮することにしたそうだ。

勿論、世界的に不況。特に自動車産業の落ち込みは激しい。しかし、今年の上海で行われたモーターショーには、ポルシェもフェラーリも参加していたというのに、、、、。どうして日本には来ないの??こんな一時期では考えられない様な不人気な日本。

今、確実に日本は、世界の中であまり注目されない素通りされる国になりつつある。北朝鮮にもバカにされ、ミサイルも7発も打たれた。

こんな時期に政治は相変わらずお家騒動ばかり。首相が国費を使って政府専用機でアメリカのオバマ大統領に会いに行ったときも、ランチすらご招待がなかったそうだ。何億円の無駄??

このようなたよりない国の基礎を根底から支えられるような、強い子供を、しっかりした子供を、逞しい子供を育てるのは、日本の母。勉強より先に、まず、逞しい、国際的にも強い魂を持った子供の育成に期待したい。