2010年12月5日日曜日

空港あれこれ

仕事でバンコック、台北に出かけていました。まずモントリオールからワシントン、ダラス国際空港経由で成田空港へ。それから3日後、新装なった羽田空港から台北の松山空港へ。

2日程台北で準備会議の後、台湾の桃園国際空港からバンコック国際空港へ。仕事後、台湾の桃園国際空港、松山空港、羽田空港、成田空港、ワシントンダラス国際空港を経てモントリオールに戻りました。

公私ともに旅行の多い私は、旅から旅へ。入管の親切さ。空港内の移動の便利さ。スーツケースとカート、手荷物などの運びやすさなどなどで、よく世界の空港を比べます。

残念ながら身近な友人の外国人には、成田空港は不評。緻密で計画性の高い日本が設計したわりには不便な空港だね、、、、とよく言われます。同感。

身びいきかもしれませんが、数年前に新装されたモントリオールの国際空港はかなりお気に入り。なにせ、ほんの少し歩いてエスカレーターを上がると、長い長い入国管理窓口まで、空港内移動用の便利な車が大抵2台ぐらいスタンドバイしていていつも利用するからです。

車の運ちゃんの早いだけでなく、親切な態度と入国管理官のフレンドリーな態度(例外もあるでしょうが、、、)がアメリカと比較すると素晴らしく、私はホッと暖かい気持ちで帰宅できます。

台北の空港では、まず税関の荷物検査などに時間をとられることが殆どありません。税関ではパスポート審査などなく、税関書類もなく、そのまま出られるおおらかなものです。

帰りのワシントンダラス国際空港では、折しも北朝鮮とのギクシャクした仲が影響したのか、厳戒態勢とかで、携帯電話を空港内で使用する事は厳禁。

写真を撮っていると疑われ、没収されるから、着陸した滑走路からゲートまで移動する間に家族に連絡したい人は機内で携帯を使い、空港内では携帯を手に持たぬこと、、、とわざわざアナウンスされた程。

それから、長い長い入国管理を待つ行列。指紋をとり、カメラで写真をとる相変わらず厳しい審査。その後、再び乗り継ぎゲートに向かう手荷物検査の長い長い列で待たされた挙げ句、CゲートからAゲートまでの遠い事、遠い事。今回は運悪くパソコン入りの手荷物を持っていた私は何度も重くて途中で休憩。

乗り継ぎに3時間あり、待たされていやだなあ、、、と思っていたけど、最終的に乗り継ぎゲートに着いた時にはすぐボーディングが始まる時間。へとへとに疲れ且つ呆れた。

羽田国際空港では、初めて空港内移動の車を見掛け、ゲートまで乗った。興味深かったからだ。ゲートはあまり遠くなかったが、誰も車に見向きもせず、女性運転手さんが仕事もなく、手持ち無沙汰で退屈そうにしていたからだ。

車が小さく二人位しか乗れないから、皆乗るのが恥ずかしく利用しないのだろう。他国のように、多めに乗れる車なら皆で乗るので恥ずかしくない。一人で乗ったのでジロジロみられたが、運転していた女性は「今日初めてのご利用。嬉しかった。又どうぞ!!」とのこと。

仕事がないのは辛いもの。皆さんもありますよ!!羽田国際空港には港内移動車が、、、。遠ければゲートまで利用してあげた方が親切。

台北松山国際空港は桃園国際空港が出来る前、20年以上前によく利用していた懐かしい空港。でも前より綺麗になり、時代の流れを感じた。市内のど真ん中にあり、ホテルまでは10分もかからず、便利便利。

バンコックの空港も含め、一度の旅行で多くの空港を利用した今回の旅では、その国の表玄関となる空港がどれほど旅人の印象を左右するか改めて考えさせられた。

私のように始終同じ空港を行き来するチャンスがあれば印象が変わることもあり得るが、生涯に一度しか訪れる事がないかもしれない異国の人にとっては、空港でその国と民族の印象が決まってしまうこともあるのかもしれない。

仕事がら昔から空港と飛行機には身近すぎてあまり深く考えることが無かった私だが、ぴりぴりしたワシントンダラス空港、大らかな台北、バンコック。そして、かなり不便な成田空港に思う事しきり。皆さんの印象はいかがでしょうか。