2010年4月11日日曜日

桜の春

4月6日に来日し、久しぶりに日本の桜の美に触れています。思ったより寒い日本にびっくり。なんと出発二日前のモントリオール郊外は一時30度を越える暑さ。信じられますか??4月初旬のカナダ東部の気温がこんなに高いとは、、、、。

確かに地球は異常事態を迎えていることを実感しました。毎年、雪が少なく、冬がドンドン短くなっているのです。すでに我が家の前のゴルフ場は緑の芝が綺麗で、ゴルフをただで練習している人がちらほら。

この一週間、又、悲喜こもごものニュースがありましたね。まるで桜のように見事に咲いて見事に散ってしまった読売ジャイアンツの木村拓也選手。まだ幼い3人のお子さんを残し、さぞご無念だったことでしょう。

周りのすべての人々に愛されたオールランドプレイヤー。その生き様はただ仕事が来るのをまつのではなく、自分からできる仕事の領域を増やし、自分からアピールし、精一杯努力することの大切さと尊さを改めて我々に教えてくれました。英雄として、ご家族の胸に生き続ける木村選手。心からご冥福をお祈りしたいと思います。

一方、マスターズであのタイガーウッズ選手が正式に復帰しました。まだ最終日前ですが、堂々の3位につけています。生憎の強風の中、ラインを読み、的確なパットを決めるその集中力はさすが、世界一位の実力ですね。

ギャラリーの人々にも温かい拍手で迎えられ、大いに励まされたことでしょう。たっぷりと有名税の厳しい洗礼を受けた彼。新たなスタートに私からも拍手です。失敗からどう立ち直るか、、、が本当にその人のこれからの人生を彩る大切な事。その精神力の強さに期待です。

桜といえば、今日、牝馬クラシック第一弾「桜の女王」を決める桜花賞が行われました。もう皆さんご存知だと思いますが、関東代表アパパネが見事に一番人気に答え、レコードを更新する素晴らしいスピードで今年の桜花賞馬の栄誉に輝きました。

なんと関東の騎手騎乗で桜花賞を制覇したのは25年ぶりの快挙とか。西高東低が長く続いたJRAの記録。やはり関東出身の私には、嬉しいニュースでした。国枝厩舎の皆さん、蛯名騎手、金子オーナー!!まず牝馬クラシック一冠、おめでとうございます。

アパパネとは、ハワイの赤い鳥の名前とか。桜吹雪に赤い綺麗な鳥が舞った瞬間でした。オーナーはディープインパクトでおなじみの金子真人氏。アパパネの父はキングカメハメハ。彼の産駒は今年も大活躍。

初の変則二冠馬(NHKマイルカップとダービー)の栄誉に輝いたキングカメハメハはやはり本当に凄い馬だったんですね。キングカメハメハの主戦騎手だった安藤勝巳騎手が、もし、故障していなかったら、ディープインパクトを倒せたかもしれない、、、と述懐していた程の彼。その非凡な能力は産駒にも十分伝わっています。やはりサラブレッドは血ですね。

それにしても金子真人オーナーの相馬眼は素晴らしい。キングカメハメハ、ディープインパクト、カネヒキリ、そしてアパパネ。どれももの凄い馬。今年もあのぎざぎざの勝負服が大活躍しそうな気配。

来週は牡馬クラシック第一弾、皐月賞。いよいよローズキングダムとビクトワールピサの直接対決。話題の2頭ともに好調とか。いまからワクワクしますね。

桜の春はスタートの春。新入生、新入社員、新年度。学生として、社会人として、新たな決意の下に、夢と希望に燃えて前進する時。私もこの歳で再度新入生としてスタートします。大学ですが、、、、。

又、このブログで悲喜こもごもの老学生奮闘記も時折お伝えしましょう。皆様の春は??