2010年9月6日月曜日

どうなるの日本人の雇用問題は、、、?!

昨日、日立が2012年の社員新採用について大胆な決断を発表した。事務系採用者は100%、技術系も半数は英語を含む高い語学力を採用の条件とし、即戦力にならぬ外国適応能力のない人は採用しないという内容。うわあ〜〜厳しいなあ〜〜〜!!

先日日本電産が課長に昇進する条件は仕事以外に英語。(2015年開始予定)部長に昇進するには英語以外に他の外国語能力も必須。(2020年開始予定)というのを読んだときもある意味ついにここまで来たか、、、と感慨深く読んだ。

他社でも楽天、ユニクロ、その他諸々の会社はすでに社内で英語を使う習慣を養成し、外国語強化と社内改革に努めている。

しかし、日立のこの大胆な改革はもう2012年度の新入社員採用時から始めるという。わずか一年半後からだ、、、、。

目的は外国での販売比率を50%以上にするためとか、、、。ならば、すでに該当する会社、間もなく該当する会社など、まだ未発表ながら、そろそろ我が社も、、、と考えている大手日本企業のトップ経営者は多いだろう。

加えて、中国大陸の北京大学、清華大学など、国立の名門校から日本企業が直接日本で社員を採用するとのニュースも飛び込んで来た。ますます語学力のない若者の就職枠は狭められていく。

やはり自社社員を一から養成していたのでは、間に合わないほど、中国大陸の市場発展拡大は速く、悠長な戦略をとっていては世界規模の競合他社に遅れを取るからに違いない。

むしろ、戦後政府に冷たくされ、自社発展を余儀なくされた、ソニーやホンダの方が早くから海外市場を睨み自社社員の英語力重視と海外でのブランドイメージ確立戦略が今となっては大きく時代を先取りしている感じ。

皮肉なことに戦後政府から手厚い保護政策を受けた当時の大手が今からついに「雇ってほしければそれ相応の外国語と海外即戦力となりうる実力をつけてから応募しろ、、」とグローバル化に対応する人材不足を曝け出している。

勿論、先日来、世界でリコール、リコールの嵐に見舞われ、信用失墜の憂き目にあっているトヨタも事業拡大路線をひた走ったはいいけど、社員の教育レベルが追いつかなかった、、、と社長みずからメディアで反省の弁を発表している。

さあ、今、まだ就職戦争まっただ中の皆さん。「私は海外赴任なんて真っ平!!リスクが多いし、言葉は分からないし、、、、」なんて、お軽く言っている時代じゃないよ。

これからの就職試験は、学歴や実績以外にTOEFL,TOEIC、その他なるべく多くの外国語を国家検定試験の成績評価基準で検定された成績表を提出しなければならない時代到来。

そして、実際に仮採用されても現地で仕事させてみて使えない様なら即「さようなら」といわれ又路頭に迷うよ。

まさに企業トップの社員教育革命と採用革命開始。さあ、これを受けて若者とその周りの人々の何が変わるのかな??負けるな日本の若者達よ!!

日立だけとおもっちゃだめ。これから続々同様の採用条件が発表されると思うよ。日本の大手企業からは、、、。グローバル化はほぼすべての日本企業の宿命。頑張れ〜〜〜!!

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