2014年10月6日月曜日

お見事トレヴ!!世界最強のレディに最敬礼!!


フランスの壁はやはりとんでもなく厚かった。昨年、あの日本が誇る3冠馬、最強の悪ガキ「オルフェ」と愛するダービー馬「キズナ」をアッサリ一蹴した牝馬トレヴの実力は本物だった。

今年は不振だとの下馬評もなんのその。アッと驚く目の覚めるような末脚を今年も繰り出し、並みいる世界の強豪を置いてきぼり。強い強い実力で36年ぶり、史上6頭目の凱旋門賞連覇を成し遂げたトレヴに怒りよりただただ脱帽。

このきゃしゃな牝馬が、しかも58キロという日本では牡馬顔負けの酷な斤量を背負って鮮やかに勝ち切ったんだから、多分日本から参戦した須貝調教師も松田博資調教師も口をあんぐり。目を疑ったことだろう。

世界は広いのだ。そして、サラブレッドの世界はまだまだヨーロッパ主導なのかもしれない。レディ「トレヴ」の鞍上で歓喜の涙にくれたジャルネ騎手。本当に本当に素晴らしい騎乗お見事でした。何だか悔しいけれど納得できる気がします。それ程二年続けて彼女の強さは強烈でした。今年も日本馬は惜敗などと言うレベルではなく完敗。

でも今年の凱旋門賞は日本のホースマンに様々な教訓を残してくれましたね。斤量も馬格も人気もすべて参考程度に過ぎないのです。本当に強い馬なら重い斤量を背負っても人気がなくても古馬でも牝馬でも勝つのです。馴染みの騎手と調教師とで、そこそこの状態でも勝たせてしまえるのです。2位も同じくフランスの牡馬フリントシャーだったこと。彼が59.5キロの斤量を背負っていた事(昨年のオルフェと同じ)などを考えればあれこれ言う必要はないのです。本当に強い馬は強い。小手先で何とかなるほど凱旋門賞は甘くないのです。

精神的なひ弱さから脱出せねば、、、すべてにおいて、、、、。凱旋門賞挑戦のみに限って考えれば、悪ガキ「オルフェ」がジェントルマン「ディープ」より好結果が残せたのは挫折の経験の蓄積と精神力が少し勝っていたからではないかと考えます。

日本のホースマンは終了と同時に来年のダービーと凱旋門賞挑戦を当たり前のスケジュールにしてください。人も馬も又来年に向けて頑張りましょう。トレヴのように、七転び八起きで、、、。

そういえば2位のフリントシャーは昨年、「フランスのエース」と言われた馬。でもキズナの後塵を拝していましたよね。めげずに又来年、ロンシャンにキズナとワンアンドオンリーを送りましょう。夢は見るもの叶えるもの。前田オーナーそしてノースヒルズの皆さん、夢の続きを期待していますよ。ご準備よろしく〜〜!!

追記コメントです。ジャルネ騎手の勝利インタヴューの言葉がとても気になりました。トレヴの勝因は勿論最高の牝馬だからですが、凱旋門賞を勝つために最も必要なことは戦術の立て方。その為には馬とロンシャン競馬場を熟知している事が必須条件とのこと。確かに彼は4度目の凱旋門賞勝利。最多賞のオリビエ.ペリエと並んだのでは??それに調教師も凱旋門賞3度目の受賞。戦術は中団のインで静かに脚をため、直線ではインからスパートし、加速して差をひろげ抜け出すプラン。何だか勝ち馬に共通している感あり。注目しましょう。










2013年12月23日月曜日

「ありがとう!!」そして「さようなら!!」大好きなオルフェーブル!!

有馬記念、ぶっちぎりの優勝、おめでとう!!君を送るには、ただ「おめでとう!!」と「ありがとう!!」という言葉しか出てこない。「悪ガキ」「やんちゃ」「暴れん坊」などなど、君を形容する言葉は主にスマートな形容ではなかったね。

でもねえ、そんな言葉に込められていたのは、君への深い深い「愛」。君の希有な個性も含めて大好きだったからこそ私も「茶髪の悪ガキ、オルフェ」と呼んでいたのよ。

しかしフランスでロンシャンの舞台に立った君は、金髪が見事に太陽に映え、バランスのとれた、スマートで、ハンサムで、エレガントな姿。ファッションの本場フランスでもこのエレガントさは抜けていた。そんな君を本当に「優雅な美を愛する日本の誇り」と鼻高々だったよ。

そんな外見美に似合わぬ「誇り高きサラブレッドの荒々しさ」。優雅さと激しさがマッチした「真の侍オルフェ」。君は誰かの思い通りになんかなるような、やわなサラブレッドじゃなかったね。いつも君の走りには「反骨心」が一杯で、「走るのは俺だ!!」という自己主張が透けて見えていた。

仕方ないよね。パパがあの「凶暴ステイゴールド」で、お爺ちゃんがあの「頑固メジロマックイーン」なんだから。池江調教師によればパパ、ステイゴールドは、肉をやったらがぶりと噛み付くと思える程の凶暴さ。未だに厩舎内でも人間を脅かし、唸っているそうな。お爺ちゃんのメジロマックイーンも「嫌だ!!」と思ったら調教馬場でも頑として動かぬ個性派。

良くても悪くてもそんな血の下に生まれた君の全レースを思い出しても、すべて君は君の心のままに走っていたように思える。「人間なんかに支配されねえぞ俺様は!!」という君の叫びが聞こえてきそう。

馬にも本当にあるんだね、高い高いプライドは。だからこそ、あの阪神大賞典の逸走の時も、「あれ!!終わりじゃなかったの??俺やっちゃった??」と自ら気づいて、レースに戻り、あわや勝利というところまで巻き返して、皆の度肝を抜いたんだよね。あれも君自身の意志。そして、今日は「まあ、最後だから真面目に走って俺の本当の実力を見せなくちゃ、、、やれやれ疲れているのに、、、」と思ったんだよね、きっと。

頭が良過ぎる。「俺が本気で走りゃ、疲れていてもこんなもんさ!!」と君がこのレースで人間社会に見せつけたインパクトとサラブレッドの意地は、きっと世界中で語り継がれていくことだろう。

いつも大きなG1勝利で感動した時は、まわりのホースマンすべてに労いとお祝いの言葉を述べて来た。でも君に限っては、「自分の思いのままに走り、華麗な伝説を自ら作った馬」という印象があまりにも強く、ただただ、君へのメッセージしか浮かばない。

世界のオルフェファン皆が、君の息子や娘の走りに今から思いを馳せているよ。元気でね、そして優しいパパになってね。いつまでも君を忘れないよ、ありがとう、さようならmy dearest オルフェ!!

2013年10月7日月曜日

歴史の重さと凄さを実感!!凱旋門賞2013年観戦記

 数分前に今年の凱旋門賞が終わった。大方の日本人は希望に胸を膨らませ、感動の瞬間を信じて応援していたことだろう。ある人は現地で、ある人はテレビの前で、、、。その願いは恐らく日本人の誰もが共有できるレベルにまで高まっていた。

 それ程、今年の凱旋門賞に挑戦した2頭の日本代表馬はファンに愛され、人気を集めた最高の代表馬だったと言える。日本馬のどちらが勝つかな?という疑問がかすめた人は多かっただろうけど、他国の馬にやられるとは夢にも思っていなかったと思う。それだけにこのブログを書いている今でも心は重く、本当に残念でたまらない。

 しかし、これが現実の実力の差。嫌でも完敗だったことを認めなければならない。勝ったのは地元フランスが誇るオークスをレースレコードで制しこれまでG1連勝中。無敗の3歳牝馬トレブ。「あの歴史的名牝ザルカヴァの再来か!!」と言われている地元フランスが誇る最強牝馬であり、けっして伏兵などではなく、堂々たる優勝候補の一頭でそれが日本馬と真っ向勝負しての結果だから仕方がない。

 トレヴが最後の直線、ゴールに向かってスパートを始め、オルフェやキズナとの差が3馬身程開いた時、私はすでに深いショックとともに「オルフェに追撃は無理だろう!」と直感した。なにせトレヴとオルフェの間には「5kgの斤量差」が存在する。すでにそれ程離された位置に居る軽量のトレヴを斤量5kg差でオフフェが追い越せるミラクルは起らない事を、絶望とともに認めざるを得なかった。トレヴの快走は鮮やかで、敵ながらあっぱれ!!まだ、もしオルフェの斤量がトレブと同じだったら、、、、などと未練が残るが、この斤量差は元々分かっていて勝負を挑んだこと。愚痴は言うまい。

 オルフェはフランスダービー馬アンテロのペリエ騎手の好騎乗にも悩まされ、結果はわずかに先行して2着を確保するがのがやっと。そして、今年の凱旋門賞は「フランス馬のフランス馬によるフランス馬の為のショー」という印象の中で終わった。事実優勝フランス、2着日本、3着フランス、4着日本という結果となり、日本馬は完敗。凱旋門賞を創設したフランスの地元としての意地、プライド、技術、相馬眼、調教馬の馬体作りなどの蓄積が日本より遥かに長く、素晴らしく、「凱旋門賞はフランスの聖地。フランスが世界に誇る大切な歴史文化のひとつだ。負けてなるものか、、」という地元フランス人の意地が強く胸に響いた。

 しかし、池江調教師も武豊騎手もそしてどちらの陣営の人々も、これで終わりなどとは思っていない。池江調教師の「勝つまで必ず又来ます!!」というレース直後のインタヴューでの宣言。これはすべての日本のホースマンとファンの宣言だろう。どうか来年、再来年、どんな事をしても日本馬を出走させると決意を新たにしてください。

 それにはその調教訓練にもっとも必要な環境とロンシャンの芝の重馬場コースをクリアーできる馬場づくりから開始すること。関東も関西も日本の全てのホースマンが話し合い、凱旋門賞仕様のレースコースを早急に日本に創る必要がある。シャンティイーの芝調教で、馬の体が徐徐に変わる事をまざまざと目にした人々なら、日本で同様の施設を創る必要性をひしひしと感じていることだろう。ロンシャンで走るまで馬場適正がわからないなんてナンセンス。至急JRAと相談して、まず欧州の芝仕様の施設で常時馬を訓練するところから計画を始め、そこで存分に体作りをしてから世界仕様の馬を育成するべきだ。日本馬もグローバル化すべき時はいつ?「今でしょ??」

 ともあれ、悔しい一夜は終わり。明日からは又、一年後を信じて厩舎の垣根をとり払いオールジャパンチームとして牝馬も牡馬も年齢も多彩な混成メンバーを引き連れて凱旋門賞へ。諦めぬ夢の実現を早めるために、、、。

 キズナは世界初デヴュー。それでいてかなり早く現地になじみ、イギリスダービー馬も他の欧州の実績馬もかなり後に置きざりにした。「よく頑張ったね。まだ幼い君が。異境フランスでの堂々たる振る舞い。お見事!!」4着とは言え、このおっとりとした大物サラブレッドの未来は明るく、大いに期待できるだろう。世界デヴューというからには、その夢の続きは必ず有る筈。楽しみに待っている。

 最後に敗れたとはいえ、日本馬は掲示板に2頭とも載る大健闘。大好物の人参を沢山食べさせ、休ませてから、人馬とも堂々と無事に日本に帰って来て下さい。我々ファンは両陣営のホースマンの皆様の努力、勇気、愛、心意気すべてに感謝感謝。「夢をありがとう!!又必ず見せて!!」とお願いするのみ。ひとまず今年はご苦労様、ありがとう!!そして又来年!!

2013年5月26日日曜日

絵になる男復活!!おめでとう武豊騎手&キズナ!!

 まず始めに、見事5回目のダービー制覇を果たした武豊騎手、本当におめでとう御座います。凄い末脚を繰り出して父ディープを彷彿とさせたキズナの騎乗お見事でした。長年武豊騎手のよき理解者としてどんな時も支援を続けたオーナー。ついにダービーオーナーになる夢が叶いましたね。又晴れてダービー調教師の仲間入りを果たした佐々木調教師、キズナを支えたすべてのホースマンの皆さんには、「おめでとう!!ご苦労様でした」とお伝えしたいです。

 この知らせが私の住む遠いカナダに届いたのは時差の関係で夜中の3時。それまで寝ずに待っていて本当によかった。毎年クラシックが始まり、夢のダービーが終わる頃までは、毎週末寝不足になりますが、この嬉しい知らせに眠気も吹っ飛びました。

 まあ、勿論、翌日ニュースを見たり、YouTubeでレースを見れば良いのですが、どうしても結果速報が気になってついつい夜更かし。特に今年のダービーは80回という節目で六本木ヒルズや新宿で前宣伝を展開し、話題性十分で私もワクワクしていました。

 どの馬の陣営も、ダービーという一生に一度の晴れ舞台に最高の状態で愛馬を送り出すため、一年前からプロの意地をかける。その馬の誕生から育成に関わる牧場スタッフ、厩舎スタッフ、健康管理の獣医群や装蹄師など、すべての関係ホースマンの数を数えたら、一体何人の夢と希望に包まれてダービーのゲートが開くのだろう。そして当然出走各馬の熱心なファンの夢と希望も込められる。

 私にとって今年のダービーは例年以上に胸がときめいた。理由は簡単。武豊騎手とディープインパクトのファンだからだ。だからその息子のキズナに早くから注目していた。

 武豊騎手の人生で恐らくもっとも思い出深い馬はディープインパクトだろう。現役競走馬時代、栄光と挫折を共に味わい運命を共にした相棒だ。そのディープの息子で臨むダービーは今年が初めて。それだけでもグッとくるのに、馬名が素敵な「キズナ」。東日本大震災から立ち上がるすべての日本人に「今こそ絆を大切に!!」と呼びかけ、勇気づけた言葉だ。

 これまで所有馬に一度も3文字の短い名前や日本語名をつけたことがなかったノースヒルズの前田オーナーも、「この馬で日本を元気に!!」と名付けた素晴らしい馬名。

 その名の通り、父ディープと深い絆で結ばれた武豊騎手を鞍上に、見事に父子ダービー制覇を成し遂げ大フィーバーを起こした。到底届きそうもない後方から鋭い末脚で飛んでくるキズナは正に父ディープの生まれ変わり。彼の鮮烈な走りは見る人すべてに大きな感動と元気を与え、血の素晴らしさを再確認させた。

 勿論父子、父娘でダービー制覇を果たした例は他にもある。しかし、同一騎手で父子ダービー制覇を成し遂げたのはキズナと武豊騎手のコンビが史上初。

 佐々木調教師がこれまでに最もダービーの勝利に近づいたのが、インティライミで臨んだ2005年。その時大健闘していた佐藤哲三騎手騎乗のインティライミになんと5馬身差をつけて圧勝したのがディープインパクトで佐々木陣営の夢を砕いた過去がある。
「その節は失礼しました」とユーモアを込めて佐々木調教師に謝罪し、今度はそのディープの子、キズナで恩返しした武豊騎手。

 その佐々木調教師は勝利インタヴューで「武豊騎手は日本競馬界の至宝。彼でダービーを勝てたことが本当に嬉しい!!」と満面の笑み。過去は過去、清々しいコメントで勝利騎手を讃えた言葉が印象深かった。

 久々のダービー勝利ジョッキーインヴューに登場した武豊騎手に涙はなく満面の笑み。これも5回目の貫禄か。一週前の弟、武幸四郎騎手の涙のオークス制覇に続けと「こんどは僕の番です」と堂々とダービー勝利宣言を掲げていた武豊騎手。その通りに表彰台に立った彼にはオーラと気品が漂い、一流の証を感じた。やはり彼のような華のある騎手にはまだまだ活躍して貰いたいとしみじみ思う。

 さあ、つぎなる目標は父ディープのリベンジ。この深く結ばれたオーナー、厩舎スタッフ、騎手の人間の絆とサラブレッドの血の絆をもってすれば、今度こそ、ロンシャンの舞台に日の丸の旗が上がるに違いない。ディープの遺伝子を間違いなく濃く受け継いだ息子キズナ。オーラに溢れる人馬で世界に挑戦する日を楽しみにしています。

 ところで、まだ現役ですが、次の国民栄誉賞候補は「武豊騎手」ではないでしょうか。若い頃から積極的に海外に挑戦し、日本と言う国にスポットを当てさせ、日本の競馬のステータスを国民的なスポーツにまで高めた功績は計り知れません。又現役時代は競馬サークルの枠を超え、国民的なヒーローとなり、子供にまで愛されたディープインパクト。その彼が引退後も産駒でこれほどまでに日本の国民を熱狂させ夢を与え続けている事実。今回の国民栄誉賞は「師匠と弟子」である長嶋茂雄氏と松井秀喜氏のコンビ。

 ではいっそのこと、これ程国民に夢を与え続ける「武豊騎手とディープインパクト号」をベスト相棒のセットにして国民栄誉賞を授与したら如何でしょう。柔軟な姿勢を貫く安倍政権。国民の大フィーバーは確実です。ぜひ実現を、、、、。きっとディープの血に絡む英王室のエリザベス女王も注目しますよ〜〜!!とまあ、興奮と感激の一夜を過ごし、ちょっと過激な独り言、、、、。
 

2013年4月21日日曜日

大混乱

4月18日、成田からシカゴ経由でブロモントの自宅に帰りました。この日は成田で思わぬアップグレード。Bクラスで優雅にお食事したり脚を伸ばしたりして、ラッキーでした。

しかし、しかし。シカゴに着いてからの混乱ぶりはこれまでに経験したことがない程、ひどいもの。イミグレを通過するために並んだ時間は3時間半。その間、物々しい警察官の往来。

この日シカゴ近辺は生憎の悪天候。加えてボストンマラソンの犯人像がすでに特定できていたFBIやSATは、国内の交通機関、学校、会社や幹線道路を封鎖したのみならず、ボストンの空も封鎖。

よって多くの便がキャンセルされ、空港内はどこもここも混乱で長蛇の列。トランジットの再手続きで又2時間。新たなフライトの為のセキュリティーチェックで又2時間。挙げ句の果てはゲートチェンジが2回。その度に荷物を持ってあちこちへ。

最終的に10時32分に乗れる筈の便がシカゴを出発したのは21時30分。つまり朝8時10分にシカゴに到着して約13時間もシカゴ空港で足止めされたことになります。この間、何度もう今日はカナダに帰らずにシカゴでホテルをとろうか、、、と考えたことか。其れ程疲れ果て、我が家にたどり着いた4月19日午前2時には合計無睡眠時間が30時間以上に及んでいました。

あとでニュースを読んでわかったことですが、この間、丁度ボストンではテロの犯人を追いつめて銃撃戦の真っ最中。世界的な名門校MITの校内でも警官が射殺されたり、犯人の一人も射殺されたり、大変なことになっていたのですね。

かねてよりボストンはテロの温床となりやすい一部のイスラム勢力がいるのでは、、、と懸念していた私には、「やっぱりボストンが狙われたのか、、」と改めてショック。ハーバードも至近距離だし、アメリカのというより世界のトップ頭脳が集まるこの平和な学術都市で起こったテロには言い知れぬ恐怖と怒りがこみあげて来ます。8歳の子供や無辜の観衆に何の罪があるというのでしょう。強い強いアメリカ。しかしその強さ故にかう反発と反感。どうかこれ以上世界が混乱しませんように、、、、、。

2013年3月25日月曜日

久しぶりの台湾

 一年ぶりに台湾に行ってきました。仕事で五日間滞在。しかし仕事以外にも、久しぶりに教え子と食事したり、ボスから食事に招待されたりして、アッと言う間の五日間でした。食事中の話題は勿論先日のWBCでの日台の素晴らしいゲームについて。やはり今でも語りぐさになる程、両国にとって忘れられない一戦。このゲームは単なる野球としての感動だけではなく、隣国同士の温かいふれ合いを更に深めた一戦でした。
 今回の旅行は又、孫の来年からの語学教育環境を決定する旅という目的や95歳の義母に孫を見せ、お婆ちゃん孝行をする旅でもありました。待ちこがれていた孫の来訪に(といっても4ヶ月前にも会っていますが、、、、)義母も大喜びでした。
 今回の旅行で改めて感じたことは、台湾の食べ物は本当に美味しい。果物も豊富だし、宝島と呼ばれるこの島の良さを再確認。人情も厚いし、買い物も楽しいし、嫁はすっかり台湾が気に入ったようで、今回の旅を満喫したようです。
 これからは度々長期滞在する台湾なので、息子夫婦もそれぞれの銀行口座を開いたり、幼児教育施設を見学したりして今後の準備をしていました。どうなるのか楽しみです。
 久しぶりの台湾のすべてが楽しく、思い出深い旅でしたが、ただ湿気が強く、3月だというのにその暑さだけは少々心配。夏はカナダがやはり一番。この間の孫の世話はなるべく勘弁して〜〜〜!!
 

2013年2月1日金曜日

さらば、アンカツ!!

 大好きなジョッキーの一人、アンカツ(安藤勝己騎手)の引退が報道された。中学から馬乗りとして笠松を舞台に大活躍した騎手。オグリキャップを中央に送り出した功労者でもあり、初めて地方から中央の競馬に移籍できた騎手だけあって、その騎乗ぶりは武豊騎手をして、「天才的」と言わしめる腕前。

 しかし、彼の魅力は天才的な腕前より、その飄々とした人間性にありそうだ。つまり、彼の男の美学が「ジタバタしても始まらないぞ!!」と周りの人々に思わせる。剛胆かつ華麗な騎乗ぶり。彼の手にかかれば「どうしてそんなにその馬走るの?」と他の騎手に不思議がられる程、馬が変わってみえるとか。

 引退理由は関節が固くなり、前程馬と一体になれないからだそうだ。思ったような、イメージしたようなレースができなくなったからだとか。自ら騎乗回数を減らし、半年以上前から自らの静かな幕引きを演出した。

 引退会見は勿論涙もなく、淡々と最後までアンカツカラーを通した。これが、彼一流の美学なのだろう。乗るからには一流ジョッキーのプライドにかけて、華麗に存在感豊に乗らなければならない。彼自身が一番自分に厳しい採点を下し、自らを引退に追い込んだらしい。

 その清々しく、飾らない引退会見の姿を見て私は思った。本当に残念だなあ、寂しいなあ、、、と。ただ単に上手で巧い騎手なら大勢いる。しかし、彼のように、まさにいぶし銀のような味とダンディズムを感じさせる騎手は少ないだろう。その感性の豊かさと信じられない程の自然体。これこそが、磨かれ抜いた究極の一流の証なのではないだろうか。
 
 多くの名馬が彼の手綱から生まれた。しかし、やはり2008年のダイワスカーレットとのコンビが一番印象に残る。痛快な逃げ。そして、38年ぶりの牝馬有馬記念制覇。ウオッカとの天皇賞。どれも歴史的なシーン。そして、ブエナビスタの活躍へと進んだその勇姿は今でも目に焼き付いている。

 さらば「ダービージョッキー」アンカツ!!といってもお別れはしません。なぜならば天才的な騎乗。庶民的な物言い。おっさんかと思えばスタイリッシュでダンディーなスーツ姿。意外性、親しみ易さと高いプライド。様々な魅力に溢れた貴方には、今後貴方独特の表現でレースをわかり易く、親しみやすく、ユーモアを込めて解説してほしいからです。

 ビリーブ、キンカメ、ダイワメジャー、ダイワスカーレット、ブエナビスタ、様々な名馬とともに積み上げたG122勝。短期間でのこの実績こそがアンカツの凄さを物語っています。それらの名馬もきっとファンと同じ言葉で名手アンカツの引退を惜しみながらこう言うでしょう。「数々の素晴らしい騎乗をありがとう。お元気で〜〜〜!!」と、、。

2013年1月6日日曜日

明けましておめでとうございます。

皆様明けましておめでとうございます。2013年もはや5日がすぎ、我が家では年末年始の来客とパーティーも一段落。本当によく飲み、喰い、騒いだ楽しい年越しでした。皆様はいかがお過ごしでしたか。

今回は新たに嫁と初孫の参加で例年にも増して賑やかでした。久しく忘れていた赤子の無垢な笑い声に本当に大きなエネルギーを貰った気がします。

息子も思っていた以上に子煩悩。まだ医学生で勉強中の嫁に代わり、自分の長男の世話を手助けする為に転職した現在の会社の自宅出勤システムをカナダの自宅でも大いに活用。どこに居ても子連れ狼の様相です。オムツ替え、お風呂、ミルクと本当に手際がよく安心しました。

さて、今年は又、趣味の競馬でも大変な年になりそうですね。日本が誇る牡馬牝馬3冠馬がフランスのロンシャンで激突する可能性大。ジャパンカップで???と後味が悪い結末で終わった牡馬3冠馬オルフェーブルと牝馬3冠馬ジェンティルドンナ。真の最強馬はどちらなのか。

まだ欧州を出たことがない、凱旋門賞の優勝カップを日本に持ち帰ることができるのか、興味は尽きず今から10月が待ち遠しい、、、、。この2頭はJCで2012年の凱旋門賞馬ソレミアに大差をつけて圧勝しているのだから、次回は期待大。ワクワク、、、、!!

では、皆様にとっても2013年が期待に満ちたよい年となりますように、、、、。


2012年10月8日月曜日

今年の凱旋門賞に想う

ブログ本当にお久しぶり。やっぱり今日は書きたい。あのロンチャン(孫の愛称)ならぬロンシャンで私の大好きな「茶髪の悪ガキ」オルフェーヴルが暴れてきた。

今回は最後の最後まで悲願の凱旋門賞制覇「やった〜〜!!」と思った。結果は本当に最後の最後に首差差されたけど、斤量差で断然有利な3歳のイギリスのダービー馬もフランスのダービー馬も相手にしなかった。本当に本当に「強かったよ君は!!」。

敗因はどうもオルフェはあまりにも強過ぎ、早く抜け出しすぎて、どんどん差が開き、安心して「ソラ」をつかったらしい。気を抜いちゃってちょっとドジったね。いかにも「悪ガキ」オルフェらしい結末。

でも堂々と胸を張って帰っておいで。間違いなく、今年の世界ナンバーワンの最強馬だよ君は。フランスの名伯楽、アンドレ、ファーブル調教師に「エレガント!!」と最高級の賛辞をいただいた栗毛のハンサムなサラブレッド。美しさも強さも日本が世界に誇れる素晴らしい馬だ。

池江調教師の謙虚な挨拶も印象的だった。でも私の感想はこのやんちゃ坊主をここまで育てて「お見事!!」の一言。最年少ダービー調教師、親子で3冠馬を育て上げ、次々と日本の調教師の記録を塗り替えている名調教師の実力は伊達じゃない。そう思わせる程今回のオルフェの走りは鮮烈で、今後「ムッシュー池江」は世界のホースマンからマークされ続けるでしょう。

そこで提案というかお願い。どうでしょう、来年もう一度リベンジを!!元々パパステイゴールドもオジイちゃんのメジロマックイーンも大器晩成型。オルフェもまだまだ元気
だし、、、。来年も見たいな、ロンシャンでのオルフェ。

それにしても親孝行なオルフェ。「シルバーコレクター」と言われ、引退レースまで、ゴールドをとれず善戦続きのパパに遠慮してやっぱり最初はシルバーメダルを贈るとは、、、。でもパパの名にちなんでとりまくろうよ世界中で沢山の「ゴールド」を。

パパも実力十分なのにワイルド過ぎて「悪ガキ」だった。でも世界を制覇するには君ぐらい悪ガキじゃなきゃだめなんだね。ターフの戦士になるんだから。今回再確認したよ。君が間違いなく世界一のファイターで類い稀なる実力を持っている事を。

お疲れ様チームオルフェーヴル。そして最高の感動をありがとう。オルフェのファイトある素晴らしい走りをもう一度来年ロンシャンで見られることを期待してま〜〜す!!

2012年5月28日月曜日

今年のダービーに想う!!

ここ数週間日本も欧米も私のもっとも気になるサラブレッドの死闘が繰り返されている。昨日は最大のハイライトの一つ、「日本ダービー」が行われ、ディープブリランテの頭上に「第79代ダービー馬」の称号がもたらされた。その名の通り、深い輝き(ディープブリランテ)を放ちつつ、、、。

父は言うまでもなくあの名馬「ディープインパクト」。今年のダービーになんと7頭も産駒を出走させていたんだから、栄えある7組目のダービー「父子制覇」は言わば「当然」のムード。どの馬との「父子制覇」となるのか、、、だけが興味の中心だった。

 しかし直線の攻防は凄まじかった。走破タイムは「2分23秒8」。速い!!しかしあの偉大なる父、ディープインパクトとキングカメハメハの持つ、「2分23秒3」のダービーレコードにはやはりコンマ5の遅れ。まだ父の後ろ姿は遠い。

そして、なんと1〜5位を示す掲示板には、3頭のディープインパクト産駒と2頭のステイゴールド産駒の名前が、、、。昨年のオルフェーブルの三冠達成。今年のゴールドシップの皐月賞制覇などから見ると、今後この父馬2頭の対決は黄金の種牡馬対決として、長く記録に残り、今後も夢をもたらしてくれそうだ。

面白いのはこの2頭の種牡馬が私にもたらす印象。「ディープインパクト」と聞くとすぐ、王宮の中で正装した素敵でハンサムなプリンスを想像する。「ステイゴールド」と聞くと、荒野を満身創痍でうなり声を上げつつ突進する野武士の姿を想像する。

従って私にはこの戦いは良血のジェントルマン、「ぼんぼんディープインパクト」と手のつけられない荒武者「悪ガキステイゴールド」との火花を散らす戦いの幕開けとして興味津々。

その戦いで今年は今のところディープパパが一歩リード。娘のジェンティルドンナは従来のオークスレコードを1秒7も縮めて楽勝。2着もディープ産駒のヴィルシーナ。海の向こうのフランスでも娘がロンシャンでフランス版桜花賞G1を制覇と父の仇討ちに名乗りを上げた。そしてダービーはディープブリランテ。血のスポーツと呼ばれるホースレース。今後どちらが、真のサンデーサイレンスの後継種牡馬No.1に輝くのだろうか。興味は尽きない。

 他にも今年のダービーを見て心に残ったのは、馬と人との相性。そして騎手の技量。頂点を極めて男泣きした岩田騎手。ダービーまでの3週間。連日馬との対話に努力し、ついに「ダービージョッキー」の栄冠に輝いたその逸話を読んで、微笑ましく思ったのは馬の恩返し、その頑張りである。

ゴール前ではすでに脚があがって苦しがりつつも踏ん張っての鼻差勝利。見事期待に答えてくれた愛馬の馬上で男泣きする気持ちも素直に伝わって来て「おめでとう!!」と心から声をかけたくなった。馬にも、人にも、、、、。

それにしても人気薄のフェノーメノをダービー勝ち負けの鼻差勝負にまで持って来た蛯名正義騎手。「お見事!!」と心から盛大な拍手を送りたい。勝負の世界だから、鼻差とは言え、破れてしまえば2位。しかし、この人は大舞台で馬にマジックをかけるのが上手で、本当に馬の潜在能力を引き出す天才だ。負けて尚、「本当に凄い騎手なんだなあ!!」と彼の好騎乗が強烈に印象に残った。

これまで、エルコンドルパサー、ナカヤマフェスタを世界の頂点「凱旋門賞」であわや優勝、、、に導いた技術、根性、プライドと静かな闘志は伊達ではない。癖馬ステイゴールド産駒で又しても僅かに届かなかった悲運のダービー。気を落とさずに来年こそ!!と心配したが、当人はすぐその後の目黒記念で鮮やかな勝利。やはり並のジョッキーではない。前から好きなジョッキーの一人だったが、益々応援したくなってきた。

ともあれ、3歳クラシックのハイライト、「牝馬オークス」「日本ダービー」の大一番が終わった。しかし、種牡馬「ジェントルマン、ディープ」と「悪ガキ、ステイゴールド」の勝利に向けた血の戦いはまだまだ続いてゆく。

来年の戦いには、目下現役種牡馬世界一と言われる「シーザスターズ」と名牝「ウオッカ」の最初の牡馬も加わるだろう。日本のサラブレッドもついにこの国際水準に並んできた。世界が注目する日本のホースマンの新たな戦いに心から期待しエールを送りたい。

2011年12月27日火曜日

さようなら絶景

何だか淋しい。何だか悲しい。名残惜しい。もっと、、、、。そう思わせる有馬記念が終わった。強い強いオルフェーブルに、それはそれで感動し、力強い世代交代をまざまざと目に焼き付けた。

2012年は間違いなくこの父、母ともに内国産馬のサラブレッド「オルフェーブル」が、時代をリードしてゆくのだろう。「絶景」と呼ばれ、夏冬4回続けてグランプリ人気投票第一位に選ばれた類いまれなる牝馬の後を受けて、、、、、。

残念ながら、ブエナビスタはその最後を絶景のままで終わらせることは出来なかった。勿論これから、偉大なる母として、後世に残る素晴らしい跡取りを産み出していくのだから、「お疲れさま!!おめでとう!!無事で良かったね!!」と明るく送り出してあげるのが妥当なのだろう。

分かってはいる。しかし、やはり女傑と呼ばれ、一世を風靡したウオッカとは違い、たおやかでひたむきで可憐なイメージなのに、素晴らしい瞬発力で、牡馬をなぎ倒す何とも言えない魅力をもう一度みたかった、、、、。惜しい、悔しい、儚い夢の終わりに納得出来ないで未練たらたらの自分が居る。

粉雪舞う中山のターフを静かに引かれて歩く彼女の姿がカクテル光線の中で何とも淋しげで、胸に重く残り、爽やかではないのだ。勿論いつも素晴らしいサラブレッドの引き際には、何らかの心が残る。しかし、ブエナビスタの放った数々の光線は、凄い、強い、女傑などというより、なんだか芸術的な一本の光の矢のように見えたのは私だけだったのだろうか。

すでに半妹のジョワドヴィーヴルが立派に阪神ジュベナイルフィリーズを勝ち、血統的な跡取りは生まれている。オルフェーヴルという世界を視野に入れられる立派な三冠馬も誕生した。でもこの淋しさはかつて感じたことがない。

可憐で、可愛い花「なでしこ」をイメージさせてくれたブエナビスタ。その素晴らしい絶景を私は忘れない。ありがとう、そして、元気でね!! Au revoir!!ヴエナビスタ!!

2011年12月16日金曜日

二人の天才の一年

天才と呼ばれる人は数多い。しかし、正に超ビッグな天才と呼ばれるメジャーリーグのイチロー、そして、ホースレース界の超ビッグ、武豊騎手の一年がまもなく終わろうとしている。

武豊騎手は先週の阪神ジュベナイルフィリーズに一番人気のサウンドオブハートで参戦。大外枠の不利にもかかわらず、当日の出走まで、ファンはサウンドオブハートを一番人気に押した。

そのファンの願いの中には、武豊騎手が積み上げてきた、栄光のG1記録を継続させて上げたい、いや継続する姿をみたいという希望が幾分かは含まれていたに違いない。

勿論サウンドオブハート自身が強い馬で、期待できる馬であったことは認める。しかし、大外枠を引いてもファンはその夢を持ち続けて彼を支持した。

それほど、武豊騎手のこれまで積み上げてきた記録は卓越しており、余人が辿れる数字ではない。昨年の落馬負傷以来、長く戦列を離れ、ようやく秋に復帰。2011年を新たな気持ちで迎えて好調だった春。あの悪夢のような東日本大震災が日本を襲った。

「このような時に本当に競馬をしてもよいのか、、、」としばし、武豊騎手は悩んでいた。しかし、やると決まってからは、いかに被災地の人々に競馬の存在を役立たせるかを真剣に真面目に考え行動していた。

彼の一年の足跡をみれば、自身の騎乗というより、騎手会長として、日本の競馬界を牽引してゆく重責を背負って行動していた姿がはっきりと見えるだろう。そして彼自身に何ができるのか、このような厳しい国情の中で日本における競馬界のあり方は、、、、など、真剣に悩んでいたようにみえる。

そんな彼の強い強い責任感、リーダーとしてのプライド、そして怪我から復帰した彼の不屈の闘志に、24年連続の華麗なG1勝利の喜びを味わってほしくて、ファンは発走の瞬間までサウンドオブハートを一番人気に押し、エールを送り続けたのだろう。

夢は皮肉にも、彼の最も愛したディープインパクトの愛娘、ジョワドヴィーヴルの完勝という形で終わり自身は3着に破れてしまったが、、、、。しかし武豊騎手自身もなぜサウンドオブハートが一番人気を続けたのか、ファンの暖かいエールを十分に感じ、自身のホームページでその感想を述べている。

イチロー選手にしても今年は本当に苦しい一年だっただろう。先回のWBCでその責任感の強さから身体を壊すほど、集中して日本代表の要の自分を意識し続けた。今年は自身の活躍で被災地日本を励ましたくて励ましたくて、仕方がなかったのではないだろうか。その微妙な焦りが天才のバットに微妙なずれを与えたのかも、、、というのが大方の想像である。

ゴルフにしても、野球にしてもホースレースにしてもアスリートのメンタル面の微妙なずれは結果と成って表れる。

イチロー選手も今年は無冠に終わってしまった。武豊騎手もしかり。すでに年末のグランプリには出走予定がなく、今後阪神で騎乗するとのこと。従ってすでに今年のG1は期待できず、記録は23年連続で途切れそうだ。

しかし、この二人は、むしろ記録が途切れることによって、更に一皮むけ、新たな姿を我々に見せてくれるのではないだろうか。本当に名実ともに頂点を極めた二人が、新たな姿で心から自己との挑戦を楽しみ続ける姿を、、、、。自分自身と会話しつつ、、、、。

ファンとしては今、日本のホースマン(オーナー、生産牧場、厩舎関係、報道記者)すべての皆さんとともに考えたい事がある。野球WBCにイチロー選手が参加しないのは、何とも寂しく、興味が半減する。(勿論いつかはその日がくるだろうが、、、)

同じく、ファン投票で選ばれる夢の祭典有馬記念に武豊騎手が参戦しないのは、やはり華がない。G1記録が途絶えることより、このことの方が何だかファンには釈然としない。スマートファルコンで交流G1では鮮やかな逃げ切り勝ちをし、トランセンドを封じて、まだまだ華が一杯の超一流騎手。日本のホースマンの共通の宝ではないのだろうか、、、。

有馬記念では、馬ばかりでなく、ファンは騎手の手綱捌きにも夢をみているのだ。イチロー選手が日本の野球界のみならず、世界の野球ファンの宝であるように、、、、。紅白歌合戦のような年末恒例のグランプリ有馬記念にやはり名物騎手、武豊の参戦は付き物だと思っているファンは案外多いのではなかろうか、、、、。残念!!

来年の二人の天才の新たな活躍に期待しよう!!

2011年12月12日月曜日

やはり良血の証

「絶景」(ブエナビスタ)の後は「生きる喜び」(ジョワドヴィーヴル)。母仔、姉妹同一G1制覇。新馬勝ち一勝のみでG1勝ちは史上最短など、数々の記録を作り上げ、又又昨日、阪神ジュベナイルフィリーズでニューヒロインが誕生した。その名は「ジョワドヴィーヴル」。

母ビワハイジはこれまでブエナビスタのみならず、牡馬でも注目されるスター馬を排出し続けてきたが、今回も又、その期待を裏切らなかった。そして偉大なる父、ディープインパクトがビワハイジとともに送り出した愛娘、ジョワドヴィーヴル。とにかく、バネが凄いそうだ。父譲りに違いない。

やはり、サラブレッドは血。遺伝子の紡ぎ出す優秀な血統にはかなわない。受胎後すぐから、昨日の結果が期待される程、父母の遺伝子による配合が抜群だったのだ。ブエナビスタはディープインパクトの父方の兄、スペシャルウイークの仔。父がディープインパクトに代わり、生まれたのが、この可愛いフワフワ娘、ジョワドヴィーヴル。

新馬のデヴュー戦では、遊びながらウロウロしつつ走っても楽勝。その時から期待はされたものの、G1では2歳牝馬最強のメンバーがそろう。初戦が初戦だっただけに真面目に走るかな???というところで減点され、4番人気だったが、真面目に走れば無敵の良血ぶりを発揮して、見事楽勝。

すでに「こんな走り方をする馬に巡り会った事がない。もの凄い馬かも、、、、」と福永祐一騎手も舌を巻いている。それにしても、ブエナビスタ〜レイヴディソール〜ジョワドヴィーヴルと続く、超一流牝馬のスターヒロインを次々と生み出している松田博資調教師。これまた、お見事な成果。その松田博資調教師を破顔一笑大喜びさせるこの孝行娘の誕生。もう可愛くて仕方がないような顔に見える。

可愛いウサギのような目をしたレーヴディソールから流星こそ違え、目元顔つきがブエナビスタそっくり、さすが妹という濃い血を感じさせるジョワドヴィーヴル。このポワ〜ンとしたおっとり顔のお嬢様に松田厩舎のニューヒロインの座は移ってしまったのだろうか。偉大な父ディープの七光りも受けて、もはやブエナをしのぐ人気者になりそうな予感が今からする。新たなディープ伝説の幕開けに期待したい。

2011年11月29日火曜日

蘇った絶景

秋の国際レース、JCが終わった。まだ、その興奮の余韻がさめやらない。お嬢様、ブエナビスタ(絶景)の一年ぶりの勝利。それも凱旋門賞馬に初の一番人気を譲り、二番人気として迎えた感動的な昨年のリベンジ勝利。JCの歴史上一番の錚々たるメンバー、強豪を制しての勝利であるから、本当に価値が高い。

なにしろ、世界一と言われる凱旋門賞馬、ドバイワールドカップ馬、日本一の天皇賞馬など、どれが勝ってもおかしくない豪華絢爛の布陣。しかし、やはり、ブエナは強かった。顔をみれば相変わらず、おっとりとしたお嬢様なのに、天皇賞記録馬トーセンジョーダンを追いかける末脚は天下一品。昨年の屈辱の降格を払拭したリベンジ勝利はあの剛胆な松パク調教師をすら涙にくれさせた。

この勝利は世界を驚愕させ、誰もが現役馬世界一はブエナビスタであることを認めざるを得ないであろう。ジョッキーのみならずブエナビスタの関係者の皆さんも涙、涙の感動のフィナーレだったそうだが、ブエナビスタファンの私にも本当に幸せな気分と感動を与えてくれた勝利である。岩田騎手、松パク調教師、厩舎の関係者の皆さん、本当におめでとう!!

見事な見事な2回目の親子制覇。シンボリルドルフ/トーカイテーオーの親子制覇は勿論父と息子。今回は父と娘の制覇ということで、牡馬、牝馬のJC親子制覇は史上初。今後現れるかどうかわからぬ見事な価値ある勝利である。

前のブログで触れたと思うが、父はあのスペシャルウイーク。母はビワハイジ。父はアメリカのサラトガにある競馬の殿堂の外国馬紹介のコーナーで唯一の日本馬の情報として紹介されているのを見て、改めて1999年のスペシャルウイークのJC制覇がいかに深い衝撃をアメリカや世界に発信したのかがわかった。

今回はその父をもしのぐ大きな衝撃と感動を世界に発信したことだろう。世界一といわれる凱旋門賞馬とドバイワールドカップ馬、その他欧州、アメリカの名馬を蹴散らして、堂々たる王道を行く素晴らしいレースをしたのだから。凱旋門賞馬の陣営が、レース前に、「気になる馬は?」という報道記者の質問に、唯一、「ブエナビスタが、、、」と名を上げたほど、すでに外国でも有名だったが、外国陣営にとっては、その心配が当たってしまった。

このJC制覇でついに賞金獲得額でも、あの名馬ディープインパクトを抜いて堂々の史上第二位。あの歴史的な名牝、ウオッカをも抜き去り、牝馬記録第一位。あのたおやかなおとなしいブエナビスタの何処にこんな闘争心が秘められているのだろう。本当に大した牝馬だ。

残す所あと一戦。暮れの有馬記念を最後に彼女はターフを去り、繁殖牝馬として第二の生活に入るそうだ。ウオッカとともに、恐らく欧州最高の種牡馬との未来がまっているのだろう。すでに輸入されているあのキングジョージの勝ち馬ハービンジャーや昨年の凱旋門賞馬ワークホースなど、素晴らしい花婿候補が一杯。

ターフで彼女の見事な末脚が見られなくなるのは少し寂しい気がするが、それ以上に母となるブエナビスタに期待感も一杯。どんな名サラブレッドの母になるのだろう。夢は大きく膨らむ。泣いても笑ってもあと一戦。女ディープインパクトと呼ばれた彼女の見事なさよならレース、ラストランに期待しよう!!

2011年10月31日月曜日

圧巻のパフォーマンス

先週の菊花賞は、6年ぶりの三冠馬誕生、しかも、強い強いオルフェーブルが記録ずくめ(低勝率、敗戦数から数字だけみれば一見落ちこぼれ三冠馬かもという記録も含め)で、話題を提供した一戦だった。勝利した池江泰寿調教師の見事な親子三冠トレーナー達成。史上初。そして、池添騎手の最年少三冠制覇。

公式記録とは成らなかったものの、新馬戦勝利後騎手を振り落とし、又、三冠達成後騎手を振り落とした、やんちゃ馬の三冠制覇も又本当に微笑ましい記録として残るだろう。

無理も無い。オルフェーブルの父、ステイゴールドは、引退後すでに長く種牡馬を続けているのに、未だ闘争心旺盛で、威嚇したり、うなり声を上げたり、手に噛み付いたり、ともかく扱い難い気性だそうだ。その上、母方のお爺ちゃん、メジロマックイーンもレースとなるとあたりを睥睨し、威嚇する気性の荒さを見せた馬。

オルフェーブルが荒いのも、まさに血統。その闘争心の強さと天性の資質が三冠に繋がったのだから、抜群のDNAに感謝だろう。ともあれ、お見事でした。池江厩舎の皆さん!!来年はオルフェーブルで凱旋門賞参戦のプランとか。ディープのリベンジを果たすのが息子の新たな三冠馬なんて、本当に素晴らしい格好良すぎるロマン。お父さんをぜひロンシャンからの馬車パレードに乗せて上げてください。

ところで、昨日はノリに乗った池江厩舎の2週続けてのG1制覇。秋の天皇賞馬トーセンジョーダン誕生。又又お見事でした。出走馬の豪華さ、強さの激突はまさに圧巻。その古馬頂上決戦をレコードで制したトーセンジョーダンは正に実力開花、厩舎の皆さんの忍耐と夢と努力の結晶でしょう。もともとクラシック制覇も夢ではなかったという実力馬。如何でしょう、彼もオルフェーブルとともに凱旋門賞に参戦しては、、、。

昨日の強豪相手の見事な勝負振りを見たら、夢はやはり海外に繋がる走り。それにしても超一流馬が激突した、近年まれにみる、充実した天皇賞秋の圧巻のパフォーマンス。歴史に残る名勝負でした。

さて、次なる圧巻のパフォーマンスの期待はJBCクラシック。スマートファルコンとトランセンドの実力馬の決着や如何に、、、、。そして、ジャパンカップ、有馬記念へとまだまだ、圧巻のパフォーマンスは続く、、、、、。

2011年10月3日月曜日

歓喜と失望の一日

凱旋門賞のライブ放送を見終え、やはり昨年に続いて感想を書くことにした。もうご存知だろうが、日本から参戦したヒルノダムールが10着、ナカヤマフェスタが11着と結果としては、又又、欧州の壁に阻まれ、惨敗の憂き目を見た。これが夜中の失望。

今年の出走馬の様相はちょっと違った。1、2、3着が牝馬で独占され、特に1、2着馬は三歳。斤量面でただでも3歳馬がかなり有利な凱旋門賞。その上牝馬のアロワンスは馬鹿にできない。近年、世界中で牝馬が輝いている。

アメリカでは、昨年のブリーダーズカップを引退の花道として、最後に土をつけられても、惜しまれつつ引退したゼニヤッタ。その前の年度代表馬レイチェルアレクサンドラ。欧州ではザルカヴァ、サラフィナ、スノーフェアリー、最近はガリコヴァなど、新旧あわせて強い牝馬が健闘している。そこに華々しくデインドリームが加わった。

日本でも骨折療養中とは言え、3歳最強と言われるレーヴデソール、桜花賞馬マルセリーナ、秋を狙うホエールキャプチャ、と三歳の牝馬が牡馬と互角に戦っている。その上、昨年の年度代表馬ブエナビスタ、昨年の3冠牝馬アパパネ。先輩で引退したライバル同士のウオッカ、ダイワスカーレットの熾烈な戦い以後、牝馬の活躍が目覚ましい。

今年の凱旋門賞の方程式を見ると、勝利という結果を求めるなら、強い強い牝馬3歳を育て上げ、是非挑戦させてみたい気がする。斤量とか芝とか、遠征とか、負担が多すぎる中から、やはり、勝つために今年はこんなに牝馬が集まったのではないだろうか.といっても優勝馬の走破記録はこれまでの凱旋門賞レコードを更新したそうで、実力で負けたことは事実。またやり直しだね!!日本。


勿論日本馬2頭の敗退は残念だ。しかし、戦前の優勝予想馬で上位を独占したサラフィナなどを含めた人気馬が3着以内に一頭も入賞をしなかった大波乱の結末。良馬場だったし、大きな不利も無かったので、日本はこの事実を重く受け止め、敗因を考えるべき時がやってきた。今年は例年までのゆっくりしたペースでなく、最初から早いスピード勝負となった。これからもそうなる確立は高いだろう。こんな速いスピード勝負となると一キロでも重い斤量は本当に馬に大きな負担。

世界のホースマンを半ばショックで唖然とさせた今年の凱旋門賞。日本に残された課題は相変わらず多い。しかし、ドイツはディンドリームが36年ぶりに与えてくれた喜びの美酒。日本もこれまでに何度も返り討ちにあっているけど、36年も真剣に取り組んではいない。途中、遠征が途絶えたこともあるんだし。本格的に目の色を変えて、世界を見つめ始めたのは、まだここ15〜20年。

ここまで書いて、大きなことがわかった。何とこの凱旋門賞優勝馬デインドリームは社台ファームの吉田オーナーが共同馬主とのこと。ドイツ調教馬ではあるが、もしかしたら、吉田オーナーの関係でこれまでに登録のエリザベス女王杯ではなく、ジャパンカップに出走するかもしれないとのこと。又日本でその衝撃の走りが見られるかも、、、、。凄いニュース。それにしても1週間程前に共同オーナーになっているとは、吉田オーナーももの凄い強運の持ち主。日本でのスプリンターズステークスの1、2着馬もオーナーとか。同日に日仏の大レースを制覇するとは、、、、、。

日本調教馬も焦らずに、真剣に勝利の方程式を考え、日本でも生まれ始めた最強牝馬群も挑戦の選択肢に入れたらどうだろう。そして、又、世界の舞台で頑張ろう!!今年もドイツとは言え、優勝杯が欧州を越えることは無かった。ますます、夢の実現が待ち遠しい。

さて、目を国内に向けると、午後のスプリンターズSは、別の意味で感動的で嬉しかった。まず今年のG1ファンファーレのトップをきって秋G1シリーズの先陣を切ったレース。国際的な刺客をしりぞけ、病弱だったカレンチャンという新たなスプリンターの女王を生み出したレースとなったからだ。鞍上は今年、G1男とノリにノッている池添謙一騎手で、勝利しても落ち着いていた。もう、大騎手の風格が滲み出ている。

しかし、最強とうたわれ一番人気に押されたロケットマンは、力をだしきれず、終始馬群の中に包まれ、勝機を逸した感じで、実力はこんなもんじゃないだけに、今後もあなどれない。本来の力を発揮できず意気消沈の人馬が痛々しいけど、是非又、日本に来て元気な姿を見せてください。圧倒的な一番人気に支持し、心から本当の実力を見たかった日本のファンの残念な気持ちに答えるためにも、、、、。

日本は優勝のカレンチャンも加え、秋から来年にかけて、牝馬が又何かやりそうな年。他の牡馬も是非3冠をとったり、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念など、堂々と戦ってほしい。

さあ、もう、ジタバタしても終わってしまった今年の凱旋門賞。ジャパンチームも頭を切り替えて、又、日本で素晴らしいレースをみせてくださいね。関係ホースマンの皆さん、欧州の壁は高いですが、いつか超えましょう!!夢は難しければ難しい程、クリアーした時の感動が深まる事を信じて、、、、、。ともあれ、歓喜と失望、そして、又夢への新たな気持ちをかき立てられた一日だった。

2011年9月25日日曜日

天高く、、、、

清々しい季節到来。天高く、、、、とくれば、馬肥ゆる秋。名馬が続々とターフに戻って来ました。スマートファルコンは昨日、又又、圧倒的な強さで大物名馬再登場の先陣を切り、今日はこれから三冠馬の期待がかかるダービー馬、オルフェーブルの久々の登場。

三冠を見据え、順調に調教を積んだオルフェーブルが頭差ぐらい優位かな、、、と思う反面、いやいや、ウインバリアシオンもなかなか、それとも、、、遅れて来た大器、ディープの息子、フレールジャックも侮れないと、あと数時間後には結果が出る名勝負にワクワク。

菊の舞台以外にも天皇賞秋には、大物がずらり。久々のブエナビスタも調子がよさそう。牝馬三冠の最終章、秋華賞の舞台には、どんな波乱が待ち構えているのか、、、、。

日本だけじゃない。もうそろそろ凱旋門賞の大舞台に登場するヒルノダムール、ナカヤマフェスタ。頑張ってほしいな〜〜!!特にヒルノダムールは前哨戦のフォア賞であわや優勝の大健闘。ナカヤマフェスタも、おへそが曲がらず、素直に気分よく走れば、大いに可能性あり。海外に超強い親父のステイゴールド産駒が日仏両国の大舞台でどんなレースを見せるか。フランス遠征中の両馬の健闘を祈らずにはいられない。

ヴィクトワールピサ、アーネストリー、トランセンド、アパパネ。それにイギリスのロイヤルアスコットでは、いいところ見せられず、無念の敗退でリベンジの秋を迎えるグランプリボス。まだまだ沢山の大物名馬も続々とターフに戻って来て、やはり、前座の夏の陣を終え、本格的な真打ち登場の秋の陣に期待感で大きく胸が膨らむ。

ジャパンカップは、、、、有馬記念は、、、、、など最終章の東京大賞典まで、芝、ダートG1の連続に今からソワソワ。秋から冬への恒例の楽しみな3ヶ月がいよいよスタート。

馬券を買わないでどこが面白いの???とよく聞かれるけど、血統や予想、育成から引退までに携わる多くのホースマンとの夢の共有。肺出血をする程、真剣に必死に頑張るサラブレッドの血。感動で胸が熱くなることがしばしばあって、どうしても魅了される。

何よりもサラブレッドは綺麗だ。又、気品があり、目も本当に可愛い。色々な気性の馬をどう調教するか。人馬一体の共同作業で夢を掴む。そんな姿が忘れられないストーリーを生み出す。まさに人の手で作り上げた動く芸術品。だから芸術の秋といえば、サラブレッドの美しさが欠かせないのだ。

競走馬ではないが、こちらでは、紅葉の中を狐狩りに出かける馬の一団を時折見かける。クラブの制服はワインレッドのジャケットに白の乗馬ズボン。ビロードのキャスクにブーツ。ハンティング用の銃を肩にかけ、隊列を組んで川沿いの猟場に入って行く。

秋の日差しに馬具がキラキラ光り、紅葉の中、ビーグルやアイリッシュセッターなど、様々な猟犬を従えてハンティングに出かける騎乗姿は、これぞまさしく一幅の絵。本当にうっとりする。

ともあれ、向かいの山はすでに三分どころが紅や黄色に染まり、日差しに美しく映え、これからがメープル街道のど真ん中にある我が家の周辺は一年中で一番美しい季節を迎える。しばし、憩いの時。美しい秋に乾杯!!

2011年9月11日日曜日

秋に想うこと

ブログご無沙汰しました。いやあ、色々と大変だった夏をなんとか乗り切り、2ヶ月半ぶりにカナダに戻って、ホッと一息入れたら、なんと、目にする木々の葉の色が変わり始めています。すでにカナダの東地区は秋の気配濃厚。今朝は初霜が降りました。日中は23度ぐらいありますが、夜はすでに肌寒い日々です。

今年は猛暑の中、日本でまず学科試験。その後3週間に渡るスクーリング。朝6時半出発、夜6時半帰宅という、猛スケジュールにさすがに疲労が激しく、最終日には、電車で帰宅時、2度も乗り越し、乗り間違えと頭がボーッとして大変でした。歳には勝てません。それにしても暑い夏でした。

カナダに戻ってすぐ、ついに菅政権から野田政権に移行して、新たな出発〜〜〜!!と喜んだとたん、昨日、経済産業大臣が失言辞職。又又、大変な船出になりそうですね。野田政権。その上、アメリカ大統領のエアフォースワンの飛行計画を羽田空港の管制官がブログでリークとか。ドタバタが続く母国になんと言ったらいいのか、、、、、、。ため息ばかりです。外国では理解不能に陥るでしょう。この二つのニュースは。

折角の新内閣も派閥調整内閣、不適材不適所内閣とか酷評され、早くも先行きに暗雲漂う野田政権。どうか、被災地の復旧復興、放射能の一日も早い除染。食品の安全規格表示(ベクレル)など、国民目線で、安心安全な日本の環境づくりに邁進してください。震災から早6ヶ月。まだまだ、苦しい日々を送っている被災者の皆さんの心の平和を早く取り戻せるよう願っています。

ところで、先日、中部大学の武田教授のご発言に岩手の一関市長が苦言を呈していました。しかし、教授のご発言は日本の全ての母親の気持ちを代弁してくださっていると思うのですが、、、。少なくとも私は大変有り難いご発言だと兼ねてより感謝しております。

とても勇気あるご発言。学識と経験、そして何よりも日本の宝である、子供達の健康を第一に考えておられる姿勢に大変共感を覚えています。先生は決して東北の産物全てが問題だと言われているのではないのです。はっきりと売れるように、ベクレル表示をキチンとすべきだとおっしゃっているのです。その通りだと思うのですが、なぜ感情的に否定されるのでしょうか。

一消費者として、私もスーパーでいつも産地とベクレル表示を捜すのですが、故意なのか、不注意なのか、それとも意識が低いのか、まだはっきりとベクレル表示がしてある農産品は少ないのです。困っているのです消費者は、、、。この放射能の影響は今の問題ではないだけに目に見えない恐怖があるのです。

子供、若者の内部被爆はすぐ出る訳ではなく、又、はっきりと病気との因果関係が証明し難いだけに、恐怖に怯えない方がおかしいのです。だからこそ、政府や自治体の生産者に対する保護は、感情論ではなく、はっきりとした政策として、出荷指導(ベクレル表示や検査機構の整備など)をするべきなのです。なにもかも曖昧なままで、国民にやみくもに生産者を保護し、信じろというのは理不尽です。

この問題は決して油断すべき問題ではない事は、チェルノブイリ被爆者の悲惨な後遺症でわかっています。国民だってみんな生産者を守りたいのです。被災県のお役に立ちたいのです。だからこそ、武田教授の言うように、生産者すべてが高い意識を持って安全検査をし、クリアーした産品のみベクレルを必ず表示して、出荷してほしいのです。生産者の良心とプライドにかけて、、、、。

すでに色々な対策が遅れており、かなりの汚染が心配されます。一日も早く、中央政権と地方自治体が一体となり、除染対策とともに、食の安全確保に動いてください。

話は飛びますが、アメリカの競馬の殿堂入りを果たした名騎手、エドガープラード氏が来日をキャンセルしました。プラード騎手はあの2006年全米を涙にくれさせた名馬バーバロを無敗でケンタッキーダービー優勝馬に導いたベルー出身の偉大な騎手です。

プリークネスステークスで骨折したバーバロを何度も病院に見舞い、最後まで愛馬を見守り続けた秘話を読んでいた私は、今年の夏に発表された彼の秋の再来日を心待ちにしていました。世界的な名手の鮮やかな手綱捌きを又見たかったのに、、、。ウオッカの懐かしい初G1制覇の時の騎乗は残念な結果でしたが、、、。

バーバロより強くて話題を呼んだ馬は過去に沢山います。でも近年、その死がこれ程全米の人々を悲しませた例は聞きません。彼がどれ程愛されていたかは、ケンタッキーダービーが行われるチャーチルダウンズ競馬場の一番ゲート前に行けばすぐわかるでしょう。疾走している大きな銅像が、その死後まもなく建立され、写真スポットとして、多くの人々を魅了しているからです。

バーバロがこれ程愛される存在となれたのも、このプラード騎手の鮮やかな手綱捌きと人柄の魅力に負う所が大でした。日本のホースマンも含め、多くのファンが彼の再来日を楽しみにしていたのに、、、。

プラード騎手に限らず、多くの芸術家の来日が延期されたり、キャンセルされています。そのすべてが原発の放射能の影響とは言えませんが、かなりの影響を与えていることは確かです。外国からの観光客の減少も大きい問題でしょう。素晴らしい名所が多い東北に観光客が集まらないのも、安全な、情報公開をキチンとする日本というイメージが無いからです。

隠す、公表しない、はっきりしないというのが一番風評被害を呼び起こすのです。無辜の国民を叱る前に、政府や自治体の人々の弾圧の矛先を変えましょう。学者や有識者には、学問の自由という憲法にのっとり、言論の自由を与えてこそ、先進国家の仲間入りができるのです。考えましょう。皆で!! 何が、何処が間違っているのか、、、、。

2011年8月3日水曜日

不名誉な日本化

アメリカのオバマ大統領とドイツのメルケル首相がイギリスのエコノミストの表紙を飾っている。なんとなんと、オバマ大統領はドル色の緑の着物。メルケル首相はかんざし姿。

何故日本の着物スタイルなのか、、、、。つまり政治家が大切な判断を先延ばしする、、、、彼らの姿はバブル崩壊から未だ立ち直れず、その上、震災、原発で責任逃れ、先送りばかりしている日本の政治と政治家をお手本にしているとか、、、、。日本化つまり政治レベルダウンのアメリカ、ドイツと、、、、。

風刺ですね、強烈な。菅首相はじめ、政府の人々は、又又他人事のような顔をしているんでしょうね。薄ら笑いを浮かべて、、、。国民すべてが恥ずかしく思っているのに、、、、。

世界のトップ政治家も段々「日本化」しているなどという風刺画をエコノミストに発表されるなんて国民的恥です。いくら自分は急いでやっている。場当たり式ではない。と大声をあげている菅政権も、つぎからつぎから出て来る放射能汚染牛、汚染野菜、乳製品、とり、豚、卵に至るまで、もう日本人が安心して食べられるものなどない現実をどう言い訳するのですか。

これが後手後手に回る政府対応の責任だと謙虚に思わないんですか?? 謝まってください!!純真な子供に、、、。必死に育てている親や全ての国民に!!今日(8月3日)はついに米にまで汚染の魔の手が伸びて来たんですよ。何を食べれば良いんです??

3月11日から政府が常にマスコミを通じて隠蔽し続けて来た、嘘の発言が、ついに隠蔽しきれず、ドンドンドンドン汚染地帯をひろめ、日本全国、安心できるところなど、どこにもなくなりつつあるこの悲劇をどう思うんですか。

低汚染でも長く続くと、子供などのガン発症率は間違いなく上昇するんだから親はおちおちものを買えないし、食べさせられない。私のような年寄は、20年後ぐらいから大きな影響がでるんだからという「あきらめ」のような気分。しかし、子供はそういうわけにはいかないんですよ。


日本という国は、まだまだ地震の多発から逃れられない運命だし、原発の不安も消えない。そんな中で心やすらかに生きられる場所をさがすのは本当に大変。

節電による工場の海外移転。国内空洞化。これからの若者の見据える未来も大きく変わることだろう。なでしこジャパンと世界水泳でおおいに勇気づけてもらったとは言え、未来はあまり明るくない。

ともかく、一人一人が頑張るしかない。頭と体をつかって。そんな智慧と度胸と語学が益々大きく運命を変える時代が到来!!大丈夫かな〜〜〜日本の若者の自己改革は、、、、。

菅首相の早期退陣は国民ほぼ全ての希望。早くしてください!!一日も早い退陣を待っています。

安全安全と言い張った政府、マスコミの皆さん。今、この汚染ばかりの国土を見てどんな気持ちなんですか??本当に聞きたい。嘘つきで無責任な人々に健康をぼろぼろにされている可哀想な国民。政治の良心と良識、どちらも置き忘れている人々!! 早く目をさまして!!自国民が国際的にも苛められないように、、、、。

2011年7月19日火曜日

なでしこジャパンの逞しさに想う!!

なでしこジャパンの素晴らしい粘りと逞しい戦いぶりが世界の人々の賞賛の的となっている。本当に確かに凄い!!延長残り三分の時点でも慌てず騒がず、冷静に同点のシュートを決め、PKに持ち込み、復活の希望を繋いだキャプテン澤選手に代表される、不屈の闘志。諦めぬ心。恐れぬ勇気。

追い詰められていても、自信すら溢れる堂々たる王者の戦いを最後まで貫いたなでしこジャパンに、久しぶりに深い深い敬意を覚え、感動の涙が溢れた。心から彼女達と同じ血が流れている、日本女性であることを誇りに思った。本当に久しぶりに、、、、、。

中でもキャプテン澤選手の子供の頃からのサッカーに賭ける心。一人で飛び込んだアメリカでの生活。苦しい語学の壁。女性としての決断にも迫られ、その中でもサッカーに賭けた心などなどの逸話を改めてしり、千里の道を一歩から頑張り抜いたその磨き抜かれた技術と努力に感服した。

その彼女が日本からドイツに出かける前に色紙に書いた言葉が「結果」。誰もが心にあっても別の言葉で色紙を飾る中、冷静に何を求めるか自分自身に言い聞かせる為の、退路を断った「宣言」。

この色紙の言葉に見事に答え、最多得点王、MVP、ベストメンバー選出などなど、数々の「結果」を残した「有言実行」。素晴らしい!!その心の逞しさ、自信に満ちた落ち着いたリード。世界を驚嘆させた技術。この人の背中を見ながら一致団結して頑張ったなでしこジャパン。今では、勝ったのは、決して「偶然」ではなく、「必然」だったような気がする。

今の日本。誰もが彼女達から勇気と希望と感動を貰い、自分達も「頑張ろう!!」と改めて心に誓ったことだろう。

それに比べ、不甲斐ない政治家の人々は、この純粋でひたむきな乙女達の目をまっすぐに見られるのだろうか。牛肉の汚染、食の不安、遅々として進まぬ復興に、言い訳や保身ばかりでオタオタしている見苦しい人々。不甲斐なくて不甲斐なくてみていられません。というより、安全安全と嘘ばかりで後手後手にまわる政治スピードにもう耐えられません。

貴方達にも与えられた天命がある筈。身を正し、国の為に、国民のために、子供達の命と未来を守るために、立ち上がり、頑張って下さい。但しリーダーの資質が違いすぎるから、リーダー、キャプテンは交代して、、、、。

なでしこジャパンの素晴らしさが際立てば際立つ程、それに引き換え「放射能垂れ流しの日本」「無政府状態の日本」「市民レベルの素晴らしさに引き換え、見苦しい政治家」「どうなるんだろう日本経済は、、、」と世界の人々の冷たい視線と冷笑を浴びる日本政府。

国民はそんな屈辱的な視線や笑いに耐えられないことをどうぞお忘れなく!!一日も早く、チームを組み直し、なでしこジャパンに恥じぬ、素晴らしい団結力と、真摯で謙虚な国民の為の政治を取り戻してください!!